破格たった300円で乗れる新幹線!?子供やマニア必見路線!~博多南線~
九州にたった300円で新幹線に乗れてしまう場所が!
移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。
新幹線にたった300円で乗れる場所が福岡県にある事をご存知でしょうか?
新幹線は一駅利用する場合でも乗車券と特急券が必要ですので、京都~新大阪間でも1420円、東京~品川駅間でも1030円(自由席の場合)かかってしまいます。
ホームで眺めるのにも入場券140円(京都・新大阪・新神戸・西明石駅は120円)が必要ですので、300円しかかからない新幹線があるなんて信じられません!
移動のプロであるYujiとしては真偽を確かめるためにその場所に訪れない訳にいきません(笑)
福岡へ出かけたついでにそのある場所へと出かけてきました!
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目次
出発の地は福岡県博多駅
破格で新幹線に乗れるのは福岡県博多駅。
山陽新幹線の始終着駅であり、九州新幹線の始終着駅ですね♪
他にも九州各地への特急列車や普通列車、あの有名な豪華観光列車「ななつ星」のスタート駅でもある駅です。
博多駅新幹線のりばにやってきました。
果たして本当に300円で新幹線に乗れるのでしょうか…駅員さんに聞いてみましょう。
すいません、300円で新幹線に乗れるって聞いたんですけど…
Yuji
本当に300円なんですね!じゃあ、大人1枚下さい。
Yuji
普段ならエヴァ新幹線も利用できるんですか!?
Yuji
普段の運用であれば、このエヴァにも300円に乗車できるようです。
訪れた日は、ちょうど点検日だったらしく普通の新幹線に変更されているとの事でした。
残念・・・せっかく特別車両に乗れるはずだったのに・・・
Yuji
改札口を抜け、ホームへ♪300円で乗れる新幹線が待ち構えています!
購入した切符を改札口に通して、中に入ります。
切符売り場にて購入したので、大きい切符(マルス券)です。
乗車券が200円、特急券が100円で本当に300円です。
乗車券には新幹線の改札口を通過したら印字される赤文字が表記されています。
山陽新幹線・九州新幹線の発車標の横に博多南行の専用の発車標が設置されていました。
時間帯にもよりますが、1時間に1~3本運行されているようです。
ホームへとやってきました!乗り場は、普段新幹線を利用するホームと一緒です。
普通の新幹線と違うのは列車名が表記されていない事くらいです。
停車していた車両は「500系新幹線」!エヴァ塗装車両ではありませんが、この車両にも300円で乗車できます!
この列車は全車自由席で空いている所に座れるようになっています。
「こだま」などで運行される時は、指定席扱いの車両も博多南線は自由席扱い。広々とした2+2シートも選び放題です♪
ちなみにN700系タイプにはグリーン車が付いており、+760円で利用できます。(博多・博多南駅・車内のみ購入可)
新幹線のグリーン車を1000円ちょっとで利用できるのはかなりのお得ですね!
なお車内は、喫煙ルームを含めて禁煙扱いだそうです。博多南線ではタバコを吸う事が出来ません。
実際に博多南へ!あっという間の贅沢空間♪
実際に博多南線を利用して博多南駅へいきましょう!
500系新幹線では、「のぞみ」として運行されていた当時のグリーン車座席が一部残っています。
座席もフカフカで、博多南線では自由席として利用できます♪
この車両が一番混雑していましたね。皆さん良い席はご存知ですね
Yuji
電光掲示板には、博多南行きと表記されていました。
発車後約8分で博多南駅に到着です。線路は九州新幹線と共用で、最高速度は120キロ。
速度はあまり出ていないように感じますが、それは普段285キロ出す新幹線が低速で走っているからでしょう。
時間を合わせれば、反対列車に九州新幹線もみる事が可能です。
この日は、博多南からの列車のみの遭遇でした。
5分ちょっとで九州新幹線との供用区間を離れていきます。
どんどん速度を落として博多南駅に到着しました。
約10分の優雅な旅終了です。
本当にあっという間の時間でした
Yuji
新幹線を降りまして、行先表示を確認すると「博多南」とだけ表記されていました。
到着後の新幹線を一枚。
やっぱり500系は写真写りが良いですね♪
Yuji
博多南駅のホームは新幹線の駅と比べ申し訳程度の作り。
改札口は1か所で、博多方に出口が設置されています。
九州の地で青いJRマークの駅名板が見れるのは、小倉・博多・博多南の3か所のみですね。
なぜこの駅が出来たのでしょう?子供やマニアが喜ぶこの地に秘密が・・・
なぜ福岡のこの地にこのような路線が出来たのでしょう?
答えは地図を見ればほぼ判ります♪
Yuji
実はこの博多南駅、山陽新幹線の車両基地「博多総合車両所」の真横に設置されているんです。
当時この車両基地周辺には鉄道インフラが無く、博多へ出る際はバスを利用して1時間程度かかる不便な地域でした。
そんな中博多から車両基地まで来る回送新幹線、「どうせ回送列車として走るなら乗せて欲しい」と地域住民から強い要望が続いたため1990年に博多南線として開業しました。
新幹線に乗車すると博多駅まで約10分。博多のベッドタウンとして急速に発展しているそうです。
車両基地の真横に設置された博多南駅からは留置されている新幹線が見放題♪
フェンスの無い所からここまで近くに新幹線を見る事が出来るのは博多南駅の特徴です。
車両基地ですので、点検中の新幹線もバッチリ♪
山陽新幹線で運行されている車両が全てここで点検・整備されていますので、様々な車両を見る事が可能です。
車両基地を出発して東京へ向かう「のぞみ」号。
博多到着後点検整備で新幹線はほぼこの車両基地へやってきますので、多くの回送列車が走行しています。
私が訪れた日も、子供連れの家族やマニアの皆さんがホームから新幹線を眺めていました。
折返し博多駅へ。住民の要望で出来た路線は完全地域密着型路線でした。
ホームから一度出場して周辺を散策と言いたいと事ですが、予定に合わせて次の新幹線で博多に戻ります。
券売機は3つ設置されており、現金とオレンジカードのみ利用可能。
博多南線は、ICカード・EX予約・e5489は利用できませんので注意が必要です。
帰りの新幹線は700系レールスタータイプの車両でした。
電光掲示板には「博多行」と表記されていました。
帰りの新幹線も多くの利用者が乗車されており、乗車率は約60%程度。
一駅で新幹線車両が6割も埋まるのはすごいです。地域住民からの要望で出来た路線、かなりの需要があったんだと思います。
券売機で購入した小さい切符(エド券)でも乗車券・特急券と2枚合わせて300円です。
およそ10分で博多駅に到着です。
乗車した新幹線は、博多駅以降「こだま」として岡山まで向かいます。ここから先は通常運賃です(笑)
[ad#ad-1]まとめ:破格新幹線が出来たのは地域住民の熱い要望と努力の賜物
今回は300円で乗れる新幹線、博多南線を訪れてきました。
10分というあっという間の時間ですが、新幹線を楽しむことが出来て博多南駅では車両基地で新幹線が見放題の博多南線。
子供に新幹線を見せたいときやマニアの皆さんには是非出かけてみて貰いたい路線ですね♪
博多南には車両基地をじっくり眺める事が出来るホテルもあります♪
「ホームで見るだけでは満足できない!」「夜も新幹線を眺めてみたい」という方必見です(笑)