【乗車記】夜行バス業界震撼の全室完全個室「ドリームスリーパー」は快適なのか!?
最高級深夜バスの快適さは飛行機・新幹線に勝るのか?
移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。
日々あちこちと移動しまくってる私ですが、いままで出来る限り利用してこなかった交通機関があります。
それは「夜行高速バス」。いわゆる深夜バスと言われるものです。
私の中で深夜バスと言えばかの有名なバス芸人「大泉洋」さんが「うなされる」「ケツの肉が取れる」「もうやだ深夜バスなんて~」と散々な目にあわされているイメージがあります。
そのイメージを覆す夜行高速バスが2017年1月から運行されていました。
その名も「ドリームスリーパー東京大阪号」
従来の夜行高速バスを寄せ付けない最高級バスと聞いて、ファーストクラスを乗り回している私が黙っちゃいられない。早速実際に乗車して快適さを体験してきました。
[ad#ad-1]目次
ドリームスリーパー東京大阪号とは?
夜行高速バス「ドリームスリーパー東京大阪号」は、東京は池袋西口から大阪はなんばのOCAT、門真車庫までを約8時間50分ほどで運行しているバスです。
運行は岡山の両備バスと東京の関東バスの共同運行で、「ドリームスリーパー」には関東バスの車両を利用しています。
運行時刻は、大阪行:池袋西口22:50発→なんば(OCAT)6:40着→門真車庫7:30着
東京行:門真車庫21:50発→なんば(OCAT)22:40発→池袋西口6:40着です。
飛行機・新幹線の始発最終のダイヤと比較してみましょう。
新大阪行の新幹線最終が東京21:23・品川21:30発で、JALの関空行最終が21:05発、伊丹は19:20発。
新幹線の始発が、品川6:00発・新大阪に8:16着、JALだと伊丹行きが6:30発で伊丹着が7:35着です。
東京行きの新幹線最終が新大阪21:23発、JALの伊丹発最終が20:20発、関空発最終が21:10発。
始発では新幹線新大阪6:00発が8:23着、JALだと伊丹発が7:10発で羽田に8:15着、関空だと6:40発が羽田着7:40です。
新幹線でも飛行機においても基本的には最終より遅く始発より早く到着するダイヤ設定ですね。
仕事の関係でどうしても早く移動しないといけない人には選択肢の一つになるのではないでしょうか。
「ドリームスリーパー」の最大の売りが全席完全個室!
今までの高速バスでもカーテンで仕切った個室型シートはありましたが、扉で完全に個室になるのはこの「ドリームスリーパー」が初めて。そのため、バスの定員はたったの11名です。
完全個室でゆとりある空間は、まさに最高級高速バスと言っても過言ではないでしょう!
いざ!大阪から東京に向けて乗車!
始発の門真車庫へ!乗車前から最高級バスのおもてなしは始まります♪
「ドリームスリーパー東京大阪号」の始発は門真市にある両備バスの門真車庫。
せっかく乗るなら始発から!という事で京阪電車で門真市にやってきました。
ここから歩いて約15分程のところに門真車庫があります。
途中には、スーパー銭湯もありますので早めに到着してここで汗を流すのも良いですね!
両備バスの門真車庫にやってきました!
近くにはファミリーマートがあるので乗車前の準備はファミマで済ませておきましょう。
この建物が待合室でしょうか?
なんと!「ドリームスリーパー東京大阪号」専用の待合室との事!
何処まで高級路線なんだ…(驚)
Yuji
こちらの門真車庫のみこのような専用の待合室が設置されているとの事でした。
池袋西口では、他のバスとの共用の高速バス待合所を利用できるとの事です。
中も「ドリームスリーパー」に合わせて高級感を演出しています。
皮張りで贅沢に座れるシートで出発前のひとときを過ごすことが出来ます。
待合室には、男女別のお手洗い(ウォシュレット付き)に
洗面台も用意されており、至れりつくせりです。
乗車する「ドリームスリーパー東京大阪号」が出発準備をしていますね。
車内はどのような感じか今からワクワクです♪
出発5分前。いざ最高級夜行高速バスの車内へ!
21:45、発車5分前に待合室前に移動してきたドリームスリーパー。
運転手さんに出迎えられ、いざ乗車です!
ドリームスリーパーの特徴として、バスの3段目からは土足厳禁!
スリッパのある所で履き替えてくださいとの事でした。
靴は頂いた袋に入れて座席へと持ち込みます。
バスに乗り込むと、全11席の完全個室。席というより11室と呼んだ方が良いかもしれません。
絨毯敷きの床に、高級感を演出する色合いで他の深夜バスと一線を画しています。
座席もゆったりとした布張りシート。
皮張りだと高級感がありますが、振動でずれやすいのと蒸れるので夜行バスには適していません。
この点も考慮された部分が良いですね!
フラット体勢がこちら。
フルフラットにはなりませんが、「ゼログラビティ姿勢」というNASAの考えた浮遊感を感じながら「深眠」出来る姿勢に合わせた体制。背もたれが40度、座席が30度、フットレストを水平にした体勢になります。
座席のリクライニングは、全て電動でスイッチ一つで動かせます。
座席に着席しても、前のテーブルまでの距離が少し遠いくらいですかなり広々としています♪
着席後、運転手さんよりミネラルウォーターとおしぼりのサービス。
対応もとても丁寧でとても好印象です♪
おしぼりは、かなり大きなタイプで新幹線のグリーン車で配っているものよりも大きくて厚手のタイプでした。
アメニティとして、アイマスク・マスク・耳栓・歯ブラシが用意されています。
手ぶらで乗っても大丈夫ですね♪
Yuji
ヘッドフォンはSONY製、アメニティの中にヘッドフォンカバーも用意されていました。
入眠に良い音楽をヘッドフォンを利用して聞くことが可能です。
実際私も音楽を聴いていたら気づけば熟睡でした。
もちろん充電用のコンセントも完備!USBタイプとコンセントタイプ、2つの充電が可能です!
一路東京に向けて出発!!
出発時刻となり、いざ東京に向けて出発です!
今回は門真車庫から乗車していますので、途中なんばOCATを経由して池袋西口へと向かいます。
この日はなんと、貸し切り!!
私も当日予約したのですが、出発前に運転手さんから「今日はお客様おひとりです」と聞いていました。
結局OCATでも乗車する人はおらず、池袋まで完全貸し切りで乗車する事となりました。
池袋西口行は、途中草津SAで15分ほどの小休止。(大阪行は足柄SAで小休止)
その後は乗客の休憩は無く、池袋までひた走ります。
もちろん、トイレも完備されています。
なんと、ウォシュレットウォシュレット!!
おしりにも高速バスでは最高級のサービスを提供されています。
ただし、めっちゃ狭い…。無理矢理詰め込んだ仕様になっていますので、ゆっくりはできないですね。
飲んだ後のトイレが近い状態ではちょっと辛いかもしれません(汗)
最後部には、女性の方も簡単な化粧直しや洗顔が出来るようにパウダールームが設置されています。
さすが至れり尽くせりですね!
Yuji
座席をフラットにして音楽を聴いているとあっという間に夢の中に…
気づけば東京都に入り、池袋西口の手前まで来ていました。
池袋西口には定刻の6時40分に到着です。
東京はあいにくの雨模様。運転手さんより「宜しければお使いください」と70センチのビニール傘まで頂けるおもてなしが!
最後の最後まで至れり尽くせりの乗車でした♪
ドリームスリーパーのサービスレベルは最高でした!気になる点は…
最高級夜行高速バス「ドリームスリーパー」、実際に乗車してみて夜行バスのイメージを大きく覆されました。
座り心地や完全個室というハード面だけでなく、運転手さんの出来る限りのサービスをしようという気持ちを感じれる心地よい移動でしたね。
是非バス芸人の「大泉洋」さんに乗って頂きたいw
・・・
Yuji
まとめ:更なる進化に期待したいバス!
今回は大阪~東京間を走る最高級夜行高速バス「ドリームスリーパー東京大阪号」の乗車記を書いてみました。
夜行高速バスのワンランク上を提供するドリームスリーパー!
乗車してみて高速バスの中では最高の快適さを満喫することが出来ました♪
乗車率が悪く運行終了にならないよう、是非ビジネスマン向けにもっと宣伝して頂いてこれからも夜行高速バスの王者として君臨して貰えると良いですね。
公式サイトの特設サイトはこちらから
Comment
Yujiさん、こんばんは♪連続コメントでゴメンナサイね。
いや~やっぱり夜行バスといえばキングオブはたか号でしょぉ(大笑)
どうしても、あのイメージが強いですよね~
こんな個室タイプのバスが登場しただなんて驚きです!!
またYujiさん自らが乗車して体験してきてるっていうんだから
恐れ入りますわ(笑)
お値段を見て2万かぁ・・・とやっぱり思ってしまいますよね~。
突然の移動とか、飛行機/新幹線が間に合わないっていうんだと
アリなのかなぁ・・・
タヌキ猫の場合だと取り急ぎの移動がありませんので
言わずもがなのJALをチョイスしてしまうと思います(←やっぱりねっていう答え)
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん、こんにちは!
コメントありがとうございます♪Yujiです。
仰る通り夜行バスと言えば「キングオブ深夜バス」博多号ですよね(爆)
博多号にも一部半個室になっている座席が導入されていますが、ドリームスリーパーは完全個室。
どの程度のものか実際に乗ってみて試してみました。
値段を考えると飛行機・新幹線を選択する方が多いと思いますが、一度は試してみてはいかがでしょうか?
ぶっちゃけると私もJALのファーストクラスをチョイスします(笑)
初めまして。乗車レポートお疲れ様です。
値段について少し思ったことが。新幹線/飛行機ですと、終電ならホテル宿泊ですし、飛行機も初便で行くなら前泊が伴いますね。
ですから新幹線/飛行機+ホテル代と考えると、2万円は妥当なのでしょうか。
初めまして!コメントありがとうございます♪
仰る通り、新幹線/飛行機+ホテル代と考えると、ドリームスリーパーの2万円という運賃は妥当であると考える方もいらっしゃると思います。
ただ反面夜行バス=格安料金という印象が強く、「バスなのにこの運賃?」という印象はぬぐえてないと思われます。
乗車してみてドリームスリーパーの快適さはバスの中では最上級の快適さであると体感しました。ぜひ今後も機会があれば利用してみたいと思いますが、Yujiの中での優先順位は飛行機での移動の方が高いですね。