移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。
2019年4月1日成田空港のJALファーストクラスラウンジが一部オープンし、10月1日には3階部分もリニューアルが完了し、完全オープンを果たしました。
羽田空港同様JALのフラッグシップラウンジである成田空港ラウンジ、実際にどのようなラウンジへとリニューアルされたのか実際に訪れてみました。
その模様をお送りしていきます。
4階エリアは全てファーストクラスラウンジエリアに♪
先にリニューアルオープンしたのは、2019年3月末まで工事中であった4階のファーストクラスラウンジ。
出国審査を抜け、エスカレーターを上りエントランスへと進みます。エントランス部分は、旧ラウンジとほぼ変わらずの入り口になっています。
旧ラウンジでは、入り口を抜けると目の前に広がるエントランスでしたが直角に配置され直したエントランスがお出迎えです。
こちらで搭乗券とパスポート提示して入室確認をして貰いましょう!
エントランスから中へ入ると、JALコーポレートカラーである「赤」を基調としたデザインがされています。
4階ラウンジの全体マップはこちら。
エントランスを抜けて、通路は左右に別れます。左へ進むと寿司カウンター「鮨 鶴亭」、右へ進むと新たに誕生したダイニングエリア「JAL’s Table」があります。
ラウンジエリアは右に進み、その後また右へ進む事になります。
旧ラウンジでも人気だった目玉の一つ寿司バーは「鮨 鶴亭」に
エントランスから左へと進むと、旧ラウンジでも大人気だった。カウンターで職人が目の前で握るお寿司が頂ける「鮨 鶴亭(SUSHI TSURUTEI)」へと進みます。
こちらは木をふんだんに利用したデザインとなっており、本当に回らない寿司屋に来たような雰囲気を味わうことができます。
カウンターには、液晶ディスプレイが設置されており本日提供されている寿司ネタの御品書きと、月間提供メニューが表示されていました。
最新のメニューはJALの公式HPでご確認を!
寿司カウンターの奥には、和テイストをふんだん施したインテリアが並んでいます。
盆栽も素敵ですが、Yujiは横にあるJALマークの書かれた扇子に惹かれます♪
訪れた日は、マグロ天身・銀鮭・タマゴのセットで提供されておりラウンジでの銀鮭は初めての経験です。
[lnvoicel icon=”https://airflightlog.com/wp-content/uploads/2016/10/1a8293614bbbb5d770aad6c88f35d67e.jpg” name=”Yuji”]サーモンよりも油感が落ち着いた上品な味を楽しませてもらいました♪[/lnvoicel]
寿司カウンターの向かい側には、木目調のデザインをしたテーブル・ソファーが用意されており、握りたてのお寿司をここで頂けるような作りになっていました。
「鮨 鶴亭」のエントランス側には短時間利用をイメージされたと思われるテーブルが用意されており、こちらのテーブルにも和細工が設置されています。
各椅子にもクッションが設置されていますが、長時間利用には少し辛いような印象です。
期待の新サービス「JAL’s Table」はどんな感じ?
エントランスから「鮨 鶴亭」と逆方向右へ進むと、リニューアルオープンで始まった新サービスエリア「JAL’s Table」が広がっています。
こちらでは今までセルフサービスだった軽食サービスの一部をスタッフが盛り付けるスタイルを始め、様々な新サービスが行われています。
ラウンジ内でも一番広い区画である「JAL’sTable」ですが、カウンタータイプやグループ向け、壁沿いには2人掛けのテーブルと椅子が設置されています。
こちらのカウンターにてスタッフにメニューを注文し、その場で盛り付け・提供してもらうようになっていました。
JAL’s Table Menu 朝食時間帯(7:30~11:00)
朝食時間帯(7:30~11:00)は、「和御膳」・「アメリカンモーニングプレート」・「フレンチトーストプレート」が時間限定で提供されています。
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「和御膳」は、ご飯・味噌汁に油カレイのみそ焼き、明太子・青のり入り卵焼き、焼きのり、ゴマ昆布、カツオ梅干し、刻み野沢菜のセットで提供されます。
日本を出国する前に和食を頂いて、最後まで日本の味を楽しんで出かけられる部分は、非常にいい点だと思います。
「アメリカンモーニングプレート」は、スクランブルエッグ、ソーセージ、ポテト、サラダがワンプレートになったメニューです。
朝の洋食の定番が揃ったメニューですね。個人的にはスクランブルエッグはフォークで食べにくかったです。
「フレンチトーストプレート」は、フレンチトーストとバター、シロップがセットになっています。お好みでフルーツソースを貰う事も可能です。
Yujiはこの3点では、一番好きなメニューです♪ふわふわのフレンチトーストに甘いメイプルシロップを付けていただく事で口の中一杯に広がる甘さの幸せが何とも言えません。
フレンチトーストと聞くと、羽田空港のキャセイパシフィック航空ラウンジを思い出す方もいると思いますが、全くの別物です。
こちらのフレンチトーストはまた違う美味しさがあり、Yujiはどちらも好きですね。
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JAL’s Table Menu 昼食時間帯(11:30~15:30)
昼食時間帯は全日メニューの提供が行われており、「サラダプレート」・「サンドイッチプレート」・「デザートプレート」の3種類と昼食時間帯(11:30~)から提供される「パスタプレート」が提供されます。
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「サラダプレート」は、17品目のサラダと特製ドレッシングをかけたメニューです。
出国前に新鮮な野菜でビタミンなどを補給して出かけるのも良いと思います♪ドレッシングも数種類用意されており、自分好みの味で楽しむことが出来る様になっています。
「サンドイッチプレート」は、サラダラップタイプのサンドイッチが提供されておりこの時はケール&シーザーチキン味を頂きました。
サンドイッチというとイメージが違うと思いますが、このようなメニューがあって面白いのではないでしょうか。
「デザートプレート」は、この時はティラミスが提供されていました。
メニューは季節ごとに更新され、2019年12月のパスタメニューは「ブルーチーズクリームのペンネ」が用意されていました。
ペンネをカルボナーラのように頂ける味でとても美味しいメニューでした♪
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JAL’s Table Menu 夕食時間帯(15:30~)
夕食時間帯(15:30~)になると昼食時間帯のメニューに加え、ミートプレートとチリコンカルネが提供されます。
ミートプレートでは、「チキングリル トマトアンチョビソース」が提供されていました。
トマトアンチョビソースが絶妙で、出来ればご飯と一緒に頂きたいと思ってしまう一品でしたね。
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新たに登場!ラウンジ特製ラーメンは今後の名物になる?
今回の「JAL’s Table」では、新たにラーメンの提供が始まりました。
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人気ラーメン店「阿夫利」とのコラボラーメンである「AFURI(阿夫利)柚子塩ラーメン」と「JAL特製豚骨ラーメン」の2種類です。
実際に頂いてみて、ラーメン屋で頂くラーメンにそん色ない味が提供されており非常にびっくりです。
あっさりとした柚子塩ラーメン、少しこってり系の豚骨ラーメン、どちらも良い味が出ています。
ラウンジリニューアルの情報がHPに発表された際、ラーメンの紹介も発表されていましたのでここまでにかな研究・準備を行って提供される事になったのでしょう。
旧ラウンジでお寿司が提供される事になった時の衝撃と同じような感覚を持ちましたね。今後成田空港ファーストクラスラウンジの目玉の一つになるのではないでしょうか?
もちろん、JAL国際線ラウンジ名物「JAL特製ビーフカレー」の提供もしっかり行われています。
こちらは通常通りセルフサービスで頂けますので、ご自身で頂きましょう。
新たに「ハラール認証取得」の食事も提供開始!こちらのお味は?
JAL成田空港ファーストクラスラウンジでは、イスラム教徒の方向けにハラール認証を取得を取得した食事の提供を2019年11月1日から開始しています。
イスラム教徒の方は、豚肉や酒類が宗教上禁じられているだけでなく、鶏肉や牛肉であってもイスラム教に則った方法で処理された肉を食べています。
JAL成田空港のラウンジでは宗教法人日本イスラーム文化センターからハラール認証を受けたイスラムミールを3種類提供中。
実際に「バターチキンカレー」と「牛丼」を食べてみました。
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バターチキンカレーは、バターライスの香りがよくカレーはスパイスがよく効いた中辛味、牛丼は玉ねぎの甘さが引き立つ甘辛だしがよく合う味でした♪
実際に注文したところ、特別に調理するため提供までに時間がかかる旨(約10分前後)と紙皿・プラ食器での提供になる旨の注意点があります。
トレーも普段黒色のモノを使用していますが、一回り小さい緑色のトレーを使用しています
食器を洗浄する際や消毒殺菌等に誤ってアルコールが混ざらないための対応だと思います。これでムスリムの方も安心して食事がとれますね♪
出発前のひと時を過ごせるラウンジエリア・重厚感あふれる「JAL’s salon」
空港内の喧騒から離れて静かな空間で出発前のひと時を過ごせる「ラウンジエリア」。
4階のラウンジエリアはドリンクサーバー・ビールサーバーなど一部変更されていますがの内装は旧ラウンジとほぼ変わらない印象ですね。
重厚感と落ち着いた雰囲気が広がるエリアでYujiがとても好きなエリアです♪
このエリアの人気は非常に高く、主に外国人利用者がここでくつろいでいる印象をうけました。
マッサージチェアもこちらに設置されています。
ラウンジエリアを出たところには、新ラウンジに必ず設置されている電子キータイプのロッカーが18台用意されています。
朝時間帯はかなり埋まっている印象でしたがそれ以降は比較的空いている状態でしたね。
なお、写真左側に見切れているエレベーターで一つ下の階(3階ファーストクラスラウンジ・サクララウンジ受付)に繋がっています。
2019年11月にオープン「JAL’s salon」は落ち着いた雰囲気の空間
3階ファーストクラスラウンジを改装してオープンした「JAL’s salon」。
こちらは4階のラウンジエリア同様ゆったりくつろぐことが出来るスペースへと進化しました。
4階からだとエレベーターで3階へ降りるか3階のエントランスより入場する事になります。
入場すると、落ち着いた雰囲気に重厚感あふれるソファーが並んでいる空間が御出迎え。出発前のひと時を楽しむことが出来る様になっています。
旧3階ファーストクラスラウンジと比較すると半分の面積になっていますが、広さとしてはそれなりにあるという印象です。
各テーブルにはバーカウンターのメニューがカード形式になって置かれています。
バーメニューは月替わりに用意されるものと常設メニューがあり、日本茶と和菓子クラフトウイスキーが月替わり、プレミアムウイスキーとクラフトジン・ウォッカが常設されています。
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バーメニューはカウンターのスタッフに頼んで頂くようになっています。
日本茶は21世紀の茶葉づくりを目指して佐賀と長崎の坂出日々研究を行っている「EN TEA」という茶葉ブランドが選ぶ水出し茶と温茶が用意。
2019年12月の温茶は「帛」、冷茶は「水出しレモングラス緑茶」を提供。
和菓子は東京小桜の「おもいで(白太)・ふるさと(黒太)」を提供となっていましたが、品切れのため別の商品になっていました。
プレミアムウイスキーでは、「響 ブレンダーチョイス」、「山崎12年」、「白州」をジン・ウォッカでは、「ROKU GIN」、「HAKU」が提供されています。
市場で本当に見なくなった山崎12年。ここで頂けるのは本当にうれしい限りです♪
その他のアルコール・ソフトドリンクに関してはセルフサービスでの提供。
「JAL’s salon」には簡単なおつまみが用意されているのみですので、お酒を片手にゆっくりとした時間を過ごすのには最高の場所になっていましたね♪
Yujiは先に「JAL’s table」や「鮨 鶴亭(SUSHI TSURUTEI)」で食事を頂き、「JAL’s salon」でアルコール片手にゆったりとした時間を過ごさせて貰いましたね。
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なお、「JAL’s salon」には喫煙スペースが復活!愛煙家の皆さんも出発前にしっかりと吸い貯め出来る様になっています。
「JAL’s salon」が完成した事により、「JOHN LOBB」によるシューシャインサービスも3階にて行われています。
専用のブースが新たに完成し、出発前の足元のお手入れをお願いしましょう♪
シャワールームも快適にかつ室数も増えてリニューアル♪
今回のリニューアルでシャワールームも完全リニューアルされました♪
レインシャワーに可動式シャワーも利用できるようになっています。
特筆すべき点は床下のウエットエリアとシャワールームの間に簡単な段差がある点。
足を引っかけてコケないかつシャワーの水がウエットエリアから流れ出ないようになっている点は非常に良い!この点はとても良いリニューアルだと思います。
洗面台には綿棒、ヘアーブラシが用意されていますが、髭剃りや歯ブラシは入室前の受付にて希望して受け取ります。
タオルはハンドタオル2枚(大・小)、バスタオルの3枚とフットタオルが用意されています。
もちろんシャワールームにはウォシュレット付きトイレが設置されています。
着替えを掛けるハンガー類もしっかり用意されています。
実際に新ファーストクラスラウンジを利用してみて
実際にリニューアルされたJAL成田空港「ファーストクラスラウンジ」を利用してみて感じた印象です。
「鮨 鶴亭」エリアや「ラウンジエリア」等しっかりと作られた印象を持つ部分もありましたが、新たに誕生した「JAL’s Table」はファーストクラスラウンジにそぐわない様に感じましたね。
折角の対面での盛り付けサービスを行っているにも関わらず、上質感があまりない。。。
特に大きなプレートで提供しているため、会員制のフードコートのような印象がぬぐえない訪問となりました。
なお、スマートフォンアプリの「JAL Lounge+」を活用したサービスの実証実験が開始され、食事のオーダーサービスが試験的に利用できるようになっています。
こちらが実用化されるともう少し上質感のあるラウンジへと変貌していくのではないでしょうか?
期待したいところです♪
また、3階の「JAL’s salon」は落ち着いた空間と快適な空間として進化しました♪
ここは非常に良い点だと思います!
唯一の残念な部分は旧ファーストクラスラウンジの一望できる大きな窓エリアがサクララウンジへと移行された事。
重厚感あふれる落ち着いた空間を演出するあまり、最高の眺望を最上級ラウンジから無くしてしまったのは非常に残念な部分だと思います。
まとめ:出発前のひと時をゆっくりくつろぐ最高の場所へと進化した「ファーストクラスラウンジ」
今回はリニューアルオープンした成田空港ファーストクラスラウンジを訪れ、実際に利用した感想を纏めてみました。
出発前のひと時を快適に過ごす事の出来る「ファーストクラスラウンジ」。
今回のリニューアルで、更に快適になった部分も多く、今後の成田空港出発他の際は非常に楽しみなフライトが待っていると思います。
ファーストクラスラウンジ利用対象者の皆さんは是非早めに成田入りして出発前のひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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