移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。
今回ご紹介するのは、バンコクにおいて私Yujiが何度もリピートしているお気に入りのホテル、『オークラプレステージバンコク』の宿泊体験記です。
数々のホテルを巡り、世界中をファーストクラスやビジネスクラスで旅してきた私ですが、その中でもこのホテルは特に特別な存在になっています。なぜならここでは、心からの安心感と同時に、旅情を高めてくれる絶妙な異国情緒を感じられるからです。
「オークラ」と聞けば、多くの人が日本国内の老舗ホテルを思い浮かべるでしょう。ですが、バンコクの中心部、ビジネス街の一角に聳え立つ『オークラプレステージバンコク』は、その伝統あるオークラの品質を異国の地で体現した、極めて稀有なホテルなのです。
私がこのホテルをリピートする最大の理由は、『日本とタイのおもてなし』が完璧に融合していること。これは、他のホテルチェーンが真似したくてもなかなか真似できない、オークラ独自の魅力です。
一歩ホテルに入れば、そこはまさにバンコクの喧騒から切り離された別世界。広々としたエントランスでは、スタッフがいつでも温かく迎えてくれます。流暢な日本語で「サワディカップ!おかえりなさいませ、Yuji様」と呼ばれたときには、まるで我が家に帰ったような安心感に包まれるのです。それと同時に、タイならではの微笑みと気遣いが、訪れた旅人をさらに特別な気分へと導いてくれます。
もちろん、ホテルの施設やサービス自体も申し分ありません。洗練されたインテリア、行き届いた客室設備、最高品質のダイニング(Up & Above・山里)、絶景を望むインフィニティプール、そして旅の疲れを癒やしてくれるスパ。全てにおいて「妥協のない高品質」が貫かれています。
しかし、それ以上に特筆すべきは、スタッフ一人ひとりの『おもてなし精神』でしょう。玄関で出迎えてくれるベルボーイから、きめ細やかな配慮を見せるフロントスタッフ、笑顔が素敵なラウンジのスタッフ、そして隅々まで心配りをしてくれるハウスキーパーまで、そのおもてなしは一貫しています。
特に印象的だったのは、クラブラウンジで初めて部屋番号を伝えたその翌日。スタッフが何も言わずに笑顔で部屋番号を口にした瞬間、私は正直、鳥肌が立ちました。このホテルは宿泊者一人ひとりを、本当に大切にしているのだと強く感じました。
今回の記事では、そんな『オークラプレステージバンコク』の魅力を、私の実体験を交えて徹底的にご紹介します。単なるホテルの宿泊記ではなく、まるであなた自身がこのホテルに足を踏み入れているかのようなリアルな情景や感覚をお伝えし、次のバンコク旅行ではぜひあなた自身で、このホテルで感動を体験してもらいたいと思います。あなたのホテル選びが間違いなく変わるでしょう!どうぞ最後までお楽しみください!
- 1 【ホテル概要】オークラプレステージバンコクとは?日系最高級ホテルの魅力と特徴を詳しく解説
- 2 【アクセス】空港からホテルへのアクセス方法を徹底比較 ~ホテルリムジン利用は本当に必要?~
- 3 【チェックイン】日本語対応可能なスムーズチェックインのリアルな現状
- 4 【客室レビュー】豪華で快適な「デラックススイート」のアメニティと設備を徹底紹介
- 5 【朝食】ホテル宿泊最大の楽しみ!3つの会場から選ぶ極上朝食体験を徹底比較!
- 6 【クラブラウンジ体験】滞在を格上げする贅沢なラウンジサービスと魅力を完全レビュー
- 7 【レストラン体験】バンコクの夜景を眺めながら極上の和食を堪能!船上料亭『オークラクルーズ』
- 8 【プール&スパ体験】心と身体を解き放つ、天空のインフィニティプールと極上スパの贅沢時間
- 9 【スタッフのおもてなし】心に残るサービスの数々──滞在を特別な体験に変える理由
- 10 まとめ ~「また帰ってきたい」と思える理由は、“人”にある
- 11 【まとめ・総評】日本とタイの“おもてなし”が融合する、唯一無二のホテル体験を終えて
- 12 最後に
【ホテル概要】オークラプレステージバンコクとは?日系最高級ホテルの魅力と特徴を詳しく解説
さて、まずはオークラプレステージバンコクについて、詳しく掘り下げていきましょう。
オークラプレステージバンコクは、日本のオークラニッコーホテルズグループのホテルの一つ。ホテルオークラといえば、日本のホテル業界の御三家(帝国・オークラ・ニューオータニ)の一つであり日本人なら誰もが知る伝統あるホテルブランドです。1962年に開業したホテルオークラ東京を筆頭に、国内外でその名を知らしめ、高品質なサービスと細やかな『おもてなし精神』で世界的に評価を得ています。
そのオークラがタイの首都バンコク、それも都心のど真ん中に位置するビジネス街・プルンチットに『オークラプレステージバンコク』を開業したのは2012年のこと。当時はバンコク唯一の日系ホテルであり、タイ国内だけでなく、海外から訪れる富裕層やビジネストラベラーの間でも絶大な支持を獲得し、バンコクを代表する5つ星ホテルのひとつとして君臨しています。
このホテルの最大の特徴は、なんと言っても『日本とタイの文化が完璧に融合している』ということ。単なる日本風ホテルではなく、日本らしい繊細さや心遣いと、タイ特有の微笑みや温かさが絶妙にブレンドされているのです。これこそが、他の外資系ホテルが真似しようとしてもなかなか真似できない、オークラならではの『本物の魅力』だと私は確信しています。
実際に滞在してみると、その融合は随所に感じられます。館内のインテリアや調度品には、日本の「和」の要素をさりげなく取り入れつつ、決してやり過ぎず、タイのエキゾチックな魅力と見事に調和しています。さらに、スタッフ一人ひとりの対応やサービスにも、この融合がしっかりと表れているのです。
例えば、館内のレストランでは、本格的な日本料理を提供する「山里」があり、日本人シェフが腕をふるう繊細な味付けや盛り付けで本場さながらの日本料理を堪能できます。その一方で、ダイニング「Up & Above」では、タイ料理をはじめとした多国籍料理がバランスよく揃い、現地タイのエッセンスも存分に感じられる内容となっています。
客室についても同様で、日本らしい使いやすさを意識した設計に加え、東南アジア特有の開放感ある広々とした空間が確保されています。特に私がいつも滞在する「プレステージスイート」は、機能性と優雅さを兼ね備え、疲れた身体と心を心底癒してくれる極上の空間です。
そして、立地条件も申し分ありません。バンコクのスカイトレインBTS「プルンチット駅」に直結しており、アクセス面でも極めて便利です。ホテルから徒歩数分の場所には、高級ショッピングモール『セントラルエンバシー』や『セントラルチットロム』があり、買い物や食事にも困りません。さらには、市内主要観光スポットへのアクセスも抜群。まさに観光、ビジネスの双方で理想的な拠点と言えるでしょう。
こうした設備やサービス、立地の利便性に加えて、スタッフの一貫したおもてなし意識が宿泊者を魅了し、世界中の旅行者から熱烈な支持を得ているのです。
滞在している間、私は常に『このホテルを選んで本当に良かった』と実感しています。それは単なる快適さだけでなく、宿泊している間中ずっと感じる、ホテル全体に漂う安心感と満足感があるからです。
まるで日本にいるかのような安心感と、タイの非日常を同時に体験できるホテル――それがオークラプレステージバンコクなのです。
【アクセス】空港からホテルへのアクセス方法を徹底比較 ~ホテルリムジン利用は本当に必要?~
オークラプレステージバンコクの素晴らしさは十分に伝わったかと思いますが、実際に宿泊を検討するときに気になるポイントのひとつが『アクセス』でしょう。特に海外旅行では、空港からホテルへの移動は旅の第一印象を左右する重要なポイントになります。
そこで今回は、スワンナプーム国際空港からオークラプレステージバンコクまでの具体的なアクセス方法を、移動をこよなく愛すYujiが徹底的に比較・検証してみました。
まず最も気になるのは、ホテルが提供する『ホテルリムジンサービス』でしょう。かつて私もオークラプレステージバンコクに宿泊した際には、必ずこのリムジンサービスを利用しました。
空港からのエアポートリンク(空港鉄道)はホテルへ向かう際、遠回りになります。またホームと駅を結ぶエスカレーターも無い場所は階段を使う羽目に・・・。そのため、大きなスーツケースを持ち歩くのは至難の業。
タクシーを使う手もあるのですが、タイのタクシーは外国人にやさしくない事で有名。(決して全員ではありません!)
特に空港発の場合、メーターも倒さず高い運賃を請求してくる運転手に当たる可能性が高いので十分注意が必要になります。
その辺りの心配がいらないホテルリムジンサービスを確保しておくのは時間と労力の面を含めて非常に優位です。
スワンナプーム国際空港の到着ロビーに出てくると、ホテルのプラカードを持ったオークラプレステージバンコク専属のスタッフが待機しています。とある日対応してくれたのは写真のスタッフさん。「プラカード取らせて」とお願いしたら「俺も一緒に撮ってくれよ♪」と決め顔と作ってくれました。
その後専用車へと丁重に案内してくれます。私の荷物をスマートに預かってくれるスタッフの所作は、まさに高級ホテルならではの洗練されたもの。


案内されたホテルリムジンは「Mercedes Benz Sクラス」高級感あふれるリムジンでした。
ホテルまでの移動時間は45分前後。バンコクの渋滞は時間帯によって慢性化しており酷い時は1時間半くらいかかる時もありました。あらかじめ空港到着時にトイレには行っておいた方が良いですね。(途中でトイレ休憩は出来ませんのでご注意を!)
車内には冷えたおしぼりとミネラルウォーター・Wi-Fi接続が用意されており、至れり尽くせり♪長時間のフライト後にはこの上ない快適さを感じたものです。
しかも当時は、ホテルに到着すると日本人スタッフが玄関で直接出迎えてくれ、ラウンジまたは客室まで直行してスムーズにチェックイン手続きが行われました。その手厚いサービスとVIP感は、ホテルの滞在価値を格段に高めてくれるものでした。
しかし現在、このリムジンサービスにはやや変化が見られます。残念ながら以前のようなVIP的な出迎えや特別対応は簡略化され、到着後の特別な出迎えやラウンジへの直行対応は基本的には行われなくなりました。もちろんサービス自体は依然として丁寧で申し分ありませんが、以前の特別感は薄れてしまった印象です。
さらに、このホテルリムジンサービスの料金についても言及しなければなりません。ホテル公式のリムジン料金は現在約3,500~4,500バーツ(車種により異なる)で、日本円にすると13,000円~17,000円前後というかなりの高額設定となっています。これがはたしてコストに見合った価値を提供できているのかというと、正直なところ『特別な時にこそ使うべきサービス』というのが私の率直な感想です。
では、どのような移動手段がコストパフォーマンスや快適性の面でベストなのか? 実際のところ私が普段おすすめするのは、バンコクで一般的に普及している配車アプリ『Grab(グラブ)』を利用する方法です。
Grabを使えば、空港からホテルまで約700~1000バーツ(約3,000円~5,000円)で快適な乗用車を手配可能。車種や運転手の評価まで事前に確認でき、空港内の指定場所で待ち合わせてスムーズに乗車できます。車内も清潔かつエアコン完備、快適そのものであり、ホテルまで約45~60分(交通状況による)ほどの時間を過ごすには全く不足ありません。
もちろん、タイ初心者で英語やタイ語に不安がある場合にはホテルリムジンの安心感を買うのも選択肢のひとつですが、ある程度海外旅行に慣れている方、または少しでも旅費を合理的に使いたい方であれば、Grabを強く推奨します。
また、公共交通機関を利用した方法として、空港から『エアポートレールリンク』とBTS(スカイトレイン)を乗り継ぐ方法もあります。この場合、空港からBTSプルンチット駅まで約60分程度、費用は合計100バーツ(約400円)未満で済みます。ただしスーツケースや荷物が多い場合は階段や乗り換えの手間を考えると少々不便でしょう。時間帯によっては『エアポートレールリンク』も非常に混雑するため手軽さや利便性を考えると、こちらはあまりおすすめはしません。
私が何度もバンコクを訪れ、色々な移動方法を試した結果、総合的に最もおすすめできるのは『Grab』を利用する方法です。ホテルリムジンのような特別感は薄れますが、コストパフォーマンスと快適性のバランスでは間違いなく最適な選択と言えるでしょう。
オークラプレステージバンコクは、BTSプルンチット駅に直結する立地の良さから、市内観光やショッピングにも非常に便利です。そのため、ホテルまでの移動を上手にコストカットしつつ、ホテルでの贅沢な時間にしっかりと費用を回すことが、旅を最大限楽しむための賢い選択だと私は考えています。
【チェックイン】日本語対応可能なスムーズチェックインのリアルな現状
ホテルリムジンでホテルに到着しました!この日は45分位でホテルに到着。
旅の始まりを最も鮮明に感じる瞬間、それが『ホテルのチェックイン』でしょう。特に海外のホテルに到着するときのドキドキ感は、何度経験しても新鮮です。Yujiがオークラプレステージバンコクに到着する際も、毎回そんな胸の高鳴りを覚えています。
ホテルリムジンまたはGrabでホテルに到着すると、まず目の前に広がるのはホテルの重厚で美しい1階エントランス。玄関スタッフが重厚な扉を開き、即座に「サワディカップ!おかえりなさいませ」と挨拶をしてくれます。1階フロアに立ち入った瞬間に感じる洗練された空気感と、ふわりと漂うホテル独特の高級感ある香りが、私を特別な非日常の世界へと一瞬で引き込んでくれます。
玄関スタッフはすぐさま手荷物を預かり、ホテルの部屋まで運ぶ準備をしてくれます。そして、24階ロビーへ進むよう案内されます。
以前はホテルリムジンで到着すると、日本人スタッフが笑顔で出迎えてくれ、クラブラウンジまたは客室でのチェックイン手続きを丁寧に行ってくれました。そのときの特別なサービスは「さすがオークラ!」と感じさせてくれるものでした。荷物を預けながらゆったりとウェルカムドリンクを飲みつつチェックインを済ませる――その贅沢さは格別でした。
しかし残念ながら、現在ではそのような特別な対応は行われておらず、チェックイン手続きは、基本的にホテルのロビー階(24階)のフロントカウンターで行われます。この24階にはフロントカウンターの他、レストランバー『Up and Above(アップ&アボーヴ)』、日本食レストラン『山里』も位置しており、チェックイン待ちの際も快適に過ごせる環境です。
実際の手続きはパスポートと予約確認書を提示するだけでスムーズに進み、デポジット用のクレジットカードを提示すればあっという間に完了します。スタッフの対応は実に丁寧で、私の過去の宿泊履歴などもスムーズに確認してくれるため、毎回安心して任せることができます。
ただここで一点、注意が必要です。それは『日本語対応スタッフ』に関する現状です。
以前のオークラプレステージバンコクでは、多数の日本語対応可能スタッフが常駐しており、言語の不安なく滞在できることが大きな魅力の一つでした。しかしコロナ禍以降、日本人スタッフを含む日本語対応可能スタッフは激減してしまいました。現在は、常に日本語での対応ができるスタッフが常駐しているとは限らず、場合によっては英語でのコミュニケーションを求められる場面もあります。
もちろん、基本的には丁寧でわかりやすい英語で案内をしてくれますので、英語に大きな苦手意識がなければ問題ありません。ただ、これまでのように日本語だけでの完全対応を期待していると、少々戸惑ってしまうかもしれません。日本語対応を絶対条件として宿泊を検討している方は、この点に特に注意しておいてください。
それでも私が感じるのは、言葉の壁を感じさせないスタッフの『おもてなし精神』の素晴らしさです。英語対応が中心になったとはいえ、スタッフたちは常に笑顔で、親身になって話を聞いてくれます。わからないことがあっても、ゆっくりと丁寧に説明しようとしてくれる姿勢が、心からの安心感を与えてくれるのです。とあるチェックイン時、私が少し複雑な要望を伝えた際にも、スタッフは嫌な顔ひとつせずに笑顔で「No problem, Yuji-san!」と即座に対応してくれました。その一言と笑顔に私は心底安心し、「やはりこのホテルを選んで良かった」と強く実感したのです。
実際の滞在をより快適にするために、チェックイン時には部屋の要望や滞在中の特別なリクエストなどを積極的に伝えてみると良いでしょう。オークラプレステージバンコクのスタッフは、宿泊者の要望を可能な限り叶えようと常に努力してくれるからです。
日本語スタッフが減ったという現状はありますが、スタッフの真摯な姿勢やホスピタリティが変わったわけではありません。むしろ、英語でのコミュニケーションを通じて、より一層スタッフとの心の距離が近くなったようにも感じています。安心して任せられるスムーズなチェックインと、スタッフの心からの笑顔に迎えられ、私のバンコク滞在は毎回快適に始まっています。
【客室レビュー】豪華で快適な「デラックススイート」のアメニティと設備を徹底紹介
ホテル滞在の真価が問われるポイント、それは間違いなく『客室の快適さ』でしょう。特に私が何度もリピート宿泊しているオークラプレステージバンコクでは、必ず選ぶのが『デラックススイート』もしくは『プレステージスイート』という客室カテゴリー。この部屋は一度泊まってしまうと、その快適さから抜け出せなくなるほど魅力的なのです。
24階でのチェックインを終えると、スタッフが笑顔でエレベーターまで丁寧にエスコートしてくれます。エレベーターの扉が開き、静かな廊下を歩いていると、徐々に旅の疲れが心地よい期待感に変わっていくのを感じます。
そしていよいよ、客室のドアが開かれます――。
その瞬間、私はいつも感動します。目の前に広がるのは、まさに高級ホテルの名にふさわしい、洗練され、そして落ち着いた色調のインテリアに彩られた広々とした空間です。デラックススイートは約80㎡、プレステージスイートはなんと約100㎡もの広さを誇り、リビングエリアとベッドルームが明確に分けられています。空間がゆったりしているため、荷物を置いた後でも窮屈さはまったく感じません。
リビングエリアに踏み入れると、まず目を奪われるのは壁一面に広がる大きな窓からの絶景です。昼間には活気あふれるバンコク市内の風景、夜にはまるで宝石箱をひっくり返したような夜景が広がります。特に夕暮れ時の美しさは格別で、日没と共に変わっていく空の色を眺めていると、思わずため息が出るほどの感動を覚えます。
部屋の中央には、大きくてふかふかのソファとゆったりしたラウンジチェアが置かれており、そこに座って窓の外の景色を眺める時間は、最高のリラックスタイムです。ミニバーエリアにはエスプレッソマシンと紅茶のセット、そして冷蔵庫内にはアサヒ・ハイネケン・チャンの各ビールとコーラ・スプライトの無料ドリンクだけでなく高級ホテルらしい豊富なドリンク類が取り揃えられています。特に、部屋で淹れるエスプレッソの香りと共に、静かな時間を楽しむのは至福のひとときでしょう。
ベッドルームに入ると、私の目を引くのはベッドの快適さです。キングサイズのベッドは柔らかすぎず、硬すぎず、まさに絶妙なバランス。清潔で上質なリネンに包まれ、横になった瞬間に旅の疲れが一気に溶けていくのを実感します。ベッドの横にはUSBや電源が備え付けられており、スマホやタブレットの充電も問題なし。これも細かな気遣いとして非常に嬉しいポイントです。


そしてバスルーム――。スイートルームのバスルームは、まさに滞在のハイライトと言えるでしょう。広々とした空間に置かれた大きなバスタブは、ゆったりと足を伸ばしても余裕があります。いずれのスイートにおいても2人で入っても狭さを感じない大きさ、これはまさに贅沢そのもの。私がこの部屋をリピートする最大の理由のひとつです。
バスルーム内には高級感溢れるダブルシンクの洗面台、シャワーブース、が設置されています。アメニティは『PANPURI(パンピューリ)』というタイの高級スパブランドで統一されており、シャンプーやボディソープなど、いずれも香りが非常に心地よく、使うたびにラグジュアリー感を味わえます。
そしてもちろんウォシュレット完備のトイレは別部屋として分かれて用意されている点も特筆すべき点です。
タイ料理の香辛料などでおなかが緩くなっても安心です(笑)
さらには、クローゼットも大容量で、スーツケースや衣類をゆったりと収納可能。アイロンやアイロン台、スリッパやバスローブといった備品も、もちろん完備されています。部屋の隅々まで配慮が行き届いているため、長期滞在でも不便を感じることは一切ありません。
室内のWi-Fi環境も高速かつ安定しており、仕事を兼ねての滞在でもストレスフリーです。客室内のライティングは調光可能で、仕事モードとリラックスモードを瞬時に切り替えることもできます。この『オンとオフを自由自在に切り替えられる環境』こそが、私が何度でもこの部屋を選ぶ理由のひとつでもあります。
オークラプレステージバンコクのスイートルームは、単に広くて豪華というだけではありません。まるで自宅にいるかのような快適さと、特別感ある非日常をバランスよく融合した、他では味わえない贅沢な空間なのです。
【朝食】ホテル宿泊最大の楽しみ!3つの会場から選ぶ極上朝食体験を徹底比較!
ホテル滞在の中で私が最も楽しみにしているもののひとつ、それは『朝食』です。特にオークラプレステージバンコクの朝食は、他のホテルと比べても圧倒的に質が高く、毎回どこで食べるか迷うほど魅力的な選択肢が揃っています。
朝食会場は、日本食レストラン『山里』、インターナショナルダイニング『Up & Above』、そして『クラブラウンジ』の3つ。それぞれに異なる魅力があり、その日の気分や目的によって使い分ける楽しさがあります。
Up & Above(アップ&アボーヴ)~多彩な料理で贅沢なひとときを~
まず私が強くお勧めしたいのは、インターナショナルダイニング『Up & Above』での朝食ビュッフェです。このレストランは同じく24階に位置し、明るく開放的な空間からバンコク市内の景色を一望できます。朝の陽光が差し込む中で食べる朝食は、まさに最高の一日のスタートを切るのにふさわしいシチュエーションです。


Up & Aboveの朝食ビュッフェの魅力は、何と言っても料理の豊富さと質の高さ。洋食からタイ料理、中華・日本料理まで幅広い料理が揃い、食べる楽しみが尽きません。特にその場で調理されるライブクッキングステーションでは、出来たての卵料理やパンケーキ、ワッフルが提供されます。私のお気に入りはエッグベネディクト。トロリとした卵の黄身と絶妙なソースの組み合わせは絶品で、毎回外せません。


また、タイ料理のコーナーも見逃せません。パッタイやカオマンガイ、ヌードルバーなど、本格的で香り豊かな料理を朝から楽しめる贅沢さに、タイを訪れている喜びを実感します。ボリューム満点で、たっぷりとエネルギーチャージしたい日におすすめです。
私のお勧めは、野外席♪24階の空間から灼熱になる前の煤しいバンコクの日差しと風を満喫しながら食事を堪能出来ます!食事を頂きながらのバンコクの風をゆっくり味わえるのは最高です♪
使う人が少ないのか、この場所を独り占めできることもしばしば♪景色と食事を一緒に味わいましょう!
なお喫煙箇所にも指定されていますので嫌煙家の方はご注意ください。
山里(やまざと)~日本の味を本格的に堪能~
タイ料理に体や胃袋が疲れた時に安心できる日本食を提供するのがホテルオークラが世界に誇る本格和食レストラン『山里』での朝食です。ホテルの24階に位置し、店内は日本の伝統美とモダンさが融合した落ち着いた和空間。スタッフが「サワディーカーおはようございます、Yuji様」と日本語で迎えてくれる瞬間に、まるで日本に帰ってきたような安堵感に包まれます。
山里での朝食はセットメニュー方式で提供されます。焼き魚、煮物、味噌汁、漬物など、一つひとつの料理が丁寧に作られており、日本で食べるのと遜色ない本格的な和朝食が味わえます。特に焼き魚は毎回絶妙な焼き加減で、白いご飯と共にいただくと、一日の始まりを贅沢に感じられます。長期滞在中に日本の味が恋しくなった時には、山里での朝食が心の底から癒しを与えてくれるでしょう。
Yujiも山里で頂く「ほうじ茶」には水やソフトドリンクにはない日本の安心感があふれています。
クラブラウンジ~静かで贅沢なプライベート空間~
そして最後に、私が滞在中に何度も利用するのが、クラブラウンジでの朝食です。クラブラウンジはホテルの専用フロアにあり、宿泊者の中でも一部の客室カテゴリーに宿泊するゲストのみが利用可能。そのため静かで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと食事を楽しむことができます。
クラブラウンジの朝食は、ビュッフェ形式とアラカルトメニューの併用です。ビュッフェの品数は『Up & Above』に比べれば少ないですが、一品一品が厳選されており、そのクオリティは抜群です。サラダやフルーツ、ペストリー類は特に美味しく、彩りも美しいので目でも楽しめます。


アラカルトメニューでは、パンケーキやフレンチトーストなどが注文可能。出来たてが提供されるため、温かくふわふわな食感を存分に楽しめます。ここではスタッフが名前や部屋番号を覚えてくれていて、細かな配慮と温かいサービスを毎回受けることができます。そのホスピタリティの高さは特筆すべき点です。
また、静かな空間で食後のコーヒーや紅茶をゆったりと飲みながら、その日のスケジュールを考える時間は、私にとって特別なひとときとなっています。忙しい日程の中で、クラブラウンジの朝食は心と身体を落ち着かせるのに最適な場所なのです。
まとめ~その日の気分に合わせた朝食選び~
オークラプレステージバンコクでは、『山里』『Up & Above』『クラブラウンジ』という全く異なる魅力を持つ3つの朝食会場から、自分の目的やその日の気分に合わせて選ぶ楽しさがあります。
日本の味が恋しくなった時には山里で心を癒し、元気いっぱいに食事を楽しみたい朝はUp & Aboveで贅沢なビュッフェを満喫。
そして静かな空間で贅沢な時間を過ごしたい朝はクラブラウンジで優雅なひとときを過ごす――。
この選択の豊かさとクオリティの高さこそ、私がオークラプレステージバンコクを何度もリピートする最大の理由の一つなのです。
【レストラン体験】バンコクの夜景を眺めながら極上の和食を堪能!船上料亭『オークラクルーズ』
オークラプレステージバンコクの滞在を、さらなる非日常へと導くのが『オークラクルーズ』です。
これは、チャオプラヤ川をゆったりと航行しながら、ホテルオークラが誇る本格和食や鉄板焼きを楽しめる、バンコク唯一の船上料亭。実際に体験してみると、想像を遥かに超える贅沢さと特別感に圧倒されます。
専用船に一歩足を踏み入れると、そこはホテルオークラの名に恥じない上質な空間が広がっています。シェフが目の前で焼き上げる鉄板焼きでは、繊細な和牛や新鮮な魚介類の旨みが口いっぱいに広がり、五感すべてが満たされる至福のひととき。窓の外には、ライトアップされたワット・アルンや王宮など、バンコクの幻想的な夜景が流れていきます。
料理、サービス、そして景色。そのすべてが最高水準にあるオークラクルーズは、特別な日を祝うにも、自分自身へのご褒美にも最適です。
実際の乗船レビューや詳細は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
▶︎ オークラクルーズ徹底レビューはこちら
【プール&スパ体験】心と身体を解き放つ、天空のインフィニティプールと極上スパの贅沢時間
ホテル滞在中、日常の喧騒や旅の疲れから心と身体をリセットする場所――
それが、プールとスパです。
オークラプレステージバンコクには、まさにそのために存在する“癒しの聖域”が用意されています。
このセクションでは、私Yujiが実際に体験した「天空のインフィニティプール」と「極上スパ」の魅力を、たっぷりとご紹介していきます。
まるで空に浮かぶかのような絶景インフィニティプール
プールがあるのは、なんと25階。高層階から張り出すように設計されたインフィニティプールは、初めて訪れる人なら誰もが「おおっ…」と声を漏らしてしまうインパクトがあります。
透明な水面とガラスの縁の向こうには、果てしなく広がるバンコクの街並み。遠くに見えるチャオプラヤ川や高層ビル群が、まるで映画のワンシーンのように視界に飛び込んできます。
私が一番好きな時間帯は、朝7時過ぎ。バンコクの空がほんのり青く染まり始める頃、静まり返ったプールサイドでひと泳ぎ。まだ誰もいない時間帯に、澄み切った空気と水の感触を全身で感じるあの瞬間は、言葉にならない幸福感に包まれます。
日中は日差しが強いためやや暑さを感じますが、水温はちょうど良く、デッキチェアでのんびり過ごすのも至福の時間。スタッフがタオルやミネラルウォーターを用意してくれ、細かな配慮も行き届いています。
そして夕方――
日が沈み始める時間帯には、空が茜色から群青へと変化していき、都市の灯りがひとつまたひとつと灯り始めます。その光景をプールの中から眺めていると、まるでバンコクの空を泳いでいるような不思議な感覚に包まれるのです。
プールの利用可能時間は朝6:00から夜22:00まで。夜の時間帯はライトアップされ、幻想的な雰囲気の中でのナイトスイムも可能。都会の真ん中にいながら、まるで天空に浮かぶリゾートに来たかのような時間を味わえます。
癒しの極み、Okura Spaで心と身体をほどく
25階のインフィニティプールと同じフロアに併設されているのが『Okura Spa』。ここは“単なるマッサージサロン”ではありません。
一歩足を踏み入れた瞬間、そこは完全に外界から切り離された癒しの空間。静かに流れるBGM、やわらかく香るアロマの香り、そしてスタッフの穏やかな微笑みが、緊張を一気に溶かしてくれます。
私は滞在中に90分のアロマオイルトリートメントを受けたのですが、その体験は「極上」のひとこと。
セラピストがゆっくりと圧をかけながら、首筋から肩、背中、脚へと丁寧にほぐしていきます。タイマッサージとは違って激しすぎず、でもしっかりと芯まで届く感覚。特にオイルの香りが素晴らしく、呼吸を整えながら身を委ねていくうちに、完全にリラックスモードに突入。
気が付けばうとうとと夢の中へ…。
施術が終わる頃には、身体のこわばりが嘘のように解け、頭もスッキリ。目を開けた瞬間、まるで自分が生まれ変わったような感覚に包まれました。
施術後はラウンジスペースでハーブティーのサービスもあり、ゆったりと余韻に浸りながらリセットされた自分を感じることができます。
プール&スパ体験まとめ~“心の余白”を作る時間
プールやスパは、ただ「泳ぐ」「マッサージを受ける」という行為以上の意味を持っています。
それは“心に余白を作る時間”。
オークラプレステージバンコクの25階で味わえるこの感覚は、単なる高級ホテルの設備とは一線を画します。
バンコクというエネルギッシュな都市の中心にいながら、誰にも邪魔されず、自分自身と向き合える――。
そんな貴重な体験を、ここでは味わうことができるのです。
【スタッフのおもてなし】心に残るサービスの数々──滞在を特別な体験に変える理由
どんなに施設が素晴らしくても、どんなに豪華な客室が用意されていても、「また来たい」と思わせてくれるかどうかは、最終的に“人”にかかっている――。
これは、私Yujiがこれまで何百ものホテルを訪れてきた中で、確信を持って言えることです。
そしてオークラプレステージバンコクが、まさに“また必ず戻ってきたい”と思わせてくれる数少ないホテルの一つである理由。それは、スタッフ一人ひとりが「心を尽くすおもてなし」を実践しているからに他なりません。
玄関スタッフの瞬発力と笑顔の力
ホテルに到着した瞬間、すでに玄関スタッフは私の存在に気付き、重厚な扉が開き、足早に近寄ってきてくれます。
「おかえりなさいませ、Yuji様。」
その言葉とともに荷物を自然に受け取る所作は、何度見ても美しい。動きに無駄がなく、言葉の一つひとつが心地よいリズムで耳に入ってくる。到着直後の緊張感や疲れが、あっという間にほぐれていきます。
1階からロビー階(24階)へ上がる際も、「ロビーへどうぞ」と小さく一礼してエレベーターを開けてくれる、その細やかさに、私は毎回「やはりオークラだな」と実感するのです。
また、ホテルを出かける際は「タクシーは必要ですか?Grabを呼んでいますか?」と確認に来てくれるだけでなく、「今は○○がおすすめスポットですよ」等とバンコク事情も含めて話をしてくれる姿はまさに旅先の水先案内人。私はこのロビースタッフの心遣いが本当に心地よく感じています。
フロント&ラウンジスタッフの記憶力と“気づき力”
チェックインの際に軽く交わしただけの会話。
翌朝、クラブラウンジで紅茶を頼もうとしたその瞬間に――
「Yuji様、昨日と同じアールグレイでよろしいでしょうか?」
このレベルの“記憶力”と“気づき力”を持つスタッフに、私は何度驚かされたか分かりません。
何気なく話した情報やリクエストが、翌日どころか滞在の終わりまでずっとスタッフ間で共有されている。しかも、それを“さりげなく”活かすことで、こちらに負担をかけることなく、最高のホスピタリティを提供してくれるのです。
こうした対応が受けられると、「このホテルは、自分のことを“ちゃんと見てくれている”」という強烈な安心感を得られます。
客室清掃スタッフの“気遣い力”がすごすぎる
実は、私は滞在中にデスク上にメモとイヤホンを置いたまま外出してしまったことがあります。
部屋に戻ってきて、ふとデスクを見ると――
メモは折り目一つなく整えられ、イヤホンは絡まらないよう丁寧に巻かれて、そっとティッシュの上に置かれていたのです。
何気ない行動かもしれませんが、これは「単に掃除をする人」ではなく、「ゲストの空間に敬意を払うプロ」である証拠。
さらに、歯ブラシを交換せずに置いておいた翌日には、スタッフが補充しながらも私が使っていたものに気付いたようで、新しいものを置きつつ、古いものも“きれいに残しておく”という対応。こうした気遣いの積み重ねが、滞在の満足度を確実に底上げしてくれるのです。
全スタッフに共通する“誇りある所作”
オークラプレステージバンコクに滞在していると、ポジションや部門に関係なく、すべてのスタッフに「美しい所作」が根付いていることを実感します。
例えば:
廊下ですれ違う時に、しっかり目を見て微笑む
こちらがエレベーターに乗るタイミングで、さりげなく「階数のボタンを押しましょうか」と声をかける
レストランで隣のテーブルに水を注ぐ合間に、目線だけで「おかわりいかがですか」と問いかけてくれる
すべてが、“やらされている”のではなく、“自らの役割を誇りに思っている”という所作に見えるのです。
この姿勢こそが、ホテルという空間の“空気”を生み出し、リピーターを生み続けている根本だと、私は思います。
まとめ ~「また帰ってきたい」と思える理由は、“人”にある
ハード(設備)が素晴らしいホテルは、世界中にたくさんあります。
でも、ハードがいくら素晴らしくても、“人”が魅力的でなければ、私は二度と戻りたいとは思いません。
オークラプレステージバンコクは、その逆です。
“人”がいるから、“また帰りたい”と思えるホテル。
“人”が素晴らしいからこそ、“あの空間”が恋しくなるのです。
玄関で迎えてくれた笑顔、ラウンジでのさりげない気遣い、清掃スタッフの見えない配慮――
すべてが揃ったこのホテルは、単なる滞在場所ではなく、「また戻ってきたくなる人生の一部」。
だから私は今日もまた、迷わずオークラプレステージバンコクを選びます。
そしてあなたにも、ぜひこの“人”に出会ってほしいのです。
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