JALロンドン・ヒースロー線ビジネスクラス徹底解説!A350の最新座席とサービスの全貌

イギリス・ロンドン

移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。

海外旅行に出かける時に、皆さんはどのように航空会社を決めていますか?

絶対日本語が通じる日系航空会社、現地の雰囲気を楽しむための現地の航空会社、ツアーで決めるから何も考えない等様々な考えを持っていると思います。

その中でも、

「ビジネスクラスは高価だけど、その価値が本当にあるの?」
「JALの最新機材A350-1000の個室型シートは実際にどうなの?」

この記事を読んでくださる皆さんは、そうした疑問を持ちながら、本当に満足できるビジネスクラスを探しているのだと思います。

結論から言うと、このJALのロンドン線ビジネスクラスは、そんな皆さんの疑問を圧倒的な体験価値で解消してくれます。実際に搭乗してみると、ファーストクラスに匹敵するほどの快適さと洗練されたサービスが用意されていることに驚きます。

実は私も2024年11月に、JL43便のファーストクラスに搭乗した際に特別にビジネスクラスを体験する機会がありました。その際のリアルな体験を交えつつ、JALが誇る最新ビジネスクラスの魅力を、移動をこよなく愛する男の視点から徹底的に深掘りしていきます。

 

今回はイギリスロンドン・ヒースロー直行便を有するJALのビジネスクラスの座席とサービスを紹介します。

 

皆さんがこの記事を読み終える頃には、「次のロンドン行きは絶対にJALのビジネスクラスで行こう!」という気持ちになっているはずです。

では、詳しく見ていきましょう。

 

JALロンドン・ヒースロー直行便は羽田から1日各2便!(JAL41/JAL42/JAL43/JAL44)

JAL A350-1000機材

ロンドン・ヒースロー国際空港へJAL直行便が飛んでいる空港は2025年4月現在羽田空港の1か所からです。

まずはフライトスケジュールを確認してみましょう。

JL41(B787-8/SS8)毎日運航

羽田(HND)00:20発→ロンドン(LHR)6:25着

JL43(A350-1000/351)毎日運航

羽田(HND)9:45発→ロンドン(LHR)15:40着


JL42(B787-8/SS8)毎日運航

ロンドン(LHR)09:40発→羽田(HND)07:15着(翌日)

JL44(A350-1000/351)毎日運航

ロンドン(LHR)19:20発→羽田(HND)17:20着(翌日)

 

2024年現在、ロシア空域を避けたルートでの運航が続いており、日本→ロンドンは約14時間30分、ロンドン→日本は約14時間となっています。

スケジュール情報は予告なしに変更される場合があります。最新情報・運行情報は日本航空 公式サイトにて確認を!

 

JL41/JL42/JL43/JL44はブリティッシュエアウェイズ(BA4609/BA4608/BA4603/BA4600)イベリア航空(IB1580/IB1581/IB1582/IB1583)とのコードシェアが組まれています。また、JL43/JL44は、ラタム航空(LA8911/LA8492)フィンエアー(AY5077/AY5088)ともコードシェアを実施しています

 

イギリスではブリティッシュエアウェイズ(BA)がワンワールドアライアンスに加盟おり、日本=ロンドン線は羽田に1日1便ずつ運航を行っており、運航日によっては1日2便就航しています。

JAL7121(BA6) 羽田13:05⇒ ロンドン19:55

JAL7083(BA8) 羽田08:50⇒ ロンドン15:40

JAL7120(BA5) ロンドン 13:10⇒ 羽田 10:55

JAL7082(BA7) ロンドン 09:20⇒ 羽田 07:00

ヒースロー空港からはブリティッシュエアウェイズ・ラタム航空の・フィンエアー・イベリア航空4社にコードシェアを行っておりヒースローから先の乗継に対応しています。

 

ブリティッシュエアウェイズ

アテネ
ウィーン
グラスゴー
ジュネーブ
チューリヒ
バーゼル
ハンブルク
ブタペスト
ブリュッセル
ベルリン
マンチェスター
リスボン

ヴェネツィア

ミラノ

ローマ

アバディーン
エディンバラ
コペンハーゲン
ストックホルム
デュッセルドルフ
ハノーファー
ザグレブ
プラハ
ヘルシンキ
マドリード
ミュンヘン
ワルシャワ

ルクセンブルグ

アムステルダム
オスロ
シュツットガルト
ダブリン
ニューカッスル
バルセロナ
ブカレスト
フランクフルト
ベルファスト
マラガ※ロンドン発のみ
ヨーテボリ

ボローニャ

サンパウロ

フィンエアー

ヘルシンキ

ラタム航空

サンパウロ

イベリア航空

マドリード

 

■マイル・FLY ONポイント情報(東京=ロンドン線)

-獲得フライトマイル 7768イル(125%積算)

-JMBダイヤモンド会員の場合 17866マイルが獲得可能

-FLY ONポイントは 8175FLY ON ポイント(125%積算)

 

■ビジネスクラス特典航空券(片道)

-基本マイル:55,000マイル

-PLUS最大マイル数:441,000マイル

 

【JL43/44便】まるでファーストクラス!A350-1000の個室型ビジネスクラスを徹底レビュー

A350-1000 ビジネスクラス

JALが羽田~ロンドン線で運航しているJL43便(羽田発ロンドン行)JL44便(ロンドン発羽田行)には、最新機材A350-1000が使用されています。

最新機材A350-1000は、「Design Your Story」をコンセプトにした個室仕様。JALの「おもてなし」と「テクノロジー」を融合させた最新のビジネスクラスを搭載しています。

A350-1000に搭載された最新の個室型ビジネスクラスシートについて詳しく見ていきましょう。

実際にJL43便で搭乗した際、特別に許可をいただきビジネスクラスエリアもじっくり体験しましたが、驚くほど快適で、正直、これまで乗ってきたどのビジネスクラスとも比較にならないほどの完成度でした。

まず、このシート最大の特徴は、「完全個室型」であることです。座席の入口に備え付けられたスライドドアを閉じると、プライベート感が格段にアップ。まるで小さなホテルの部屋のように独立した空間が広がり、機内とは思えない静けさとプライバシーを確保できます。

 

A350-1000ビジネスクラス座席ベッドモード

私がシートに座った際、まず感じたのがその座席自体の質感でした。高級感のある柔らかなレザーシートは、適度な弾力と滑らかな肌触りで、座った瞬間から身体を包み込んでくれます。

さらにリクライニングをフルフラットにすると、ベッドのように完全に横になれます。実際、体験時に少し横になってみましたが、約2mの十分な長さがあるので、身長180cm以上の私でも問題なく快適に眠ることができました。

A350-1000ビジネスクラス個室
A350-1000ビジネスクラスシート周辺

また、シート下部の収納も非常に充実しています。座席上の収納棚は窓側のみに設置されており、手荷物は座席下の収納スペースに置くことが可能です。ノートパソコン、タブレットは座席横のテーブルを利用することで自由に活用できるため使い勝手も非常に良かったです。個人的に特に気に入ったのが、座席の脇に設置されている収納スペース。ここは扉を開けると、中が仕切られていて、小物類やペットボトル、メガネなどを整理しておけるようになっています。フライト中に物を探すストレスがほとんどなくなり、まさにストレスフリーの機内環境を実現しています。

さらに、搭載されているモニターも最新の4K対応高解像度ディスプレイ。映画やドラマ、ドキュメンタリーを楽しむ際にも、非常に美しい映像を楽しめます。またBluetooth機能を搭載しているので、自分のイヤホンやヘッドホンを気軽に利用できるのも嬉しいポイントでした。

また、この個室型シートのもう一つの大きな魅力は、プライベート空間の静かさです。機内の通路を歩く人や、隣席の人の気配がまったく気にならず、自分だけの静かな空間で映画を観たり、仕事をしたり、ゆっくり休息したりと自由自在に過ごせます。まさにビジネスクラスでありながら、ファーストクラス並みのプライバシーを備えていると言えるでしょう。

今回、特別にビジネスクラスを体験させてもらった時に、「これは間違いなく次回も乗りたい」と感じました。それほどまでに、このJAL Business Classは完成度が高いシートです。今後、私自身もロンドンへの渡航時には、積極的にこちらを利用したいと思っています。ぜひJALの次世代フラッグシップをお試しください!

 

【JL41/42便】快適性重視のビジネスクラス「JAL SKY SUITE」も徹底レビュー

JAL SKYSUITE

JALが羽田~ロンドン線で運航するもう一つの便、JL41便(羽田発ロンドン行き)とJL42便(ロンドン発羽田行き)には、ボーイング787-9型機(SS9/JAL SKY SUITE)が使用されています。最新鋭のA350-1000に注目が集まっていますが、実際にこの787-9も非常に高いクオリティを持つ優秀な機材であり、多くのリピーターやファンがいることも事実です。

私自身も787シリーズには何度も搭乗経験がありますが、この機材がもつ快適さと静粛性は、現行の多くの航空機と比べてもトップクラスの性能を誇ります。実際に搭乗してみてすぐに気づくのが、飛行中の機内が極めて静かで穏やかなこと。特に長距離フライトにおいては、この静かさが旅の快適さに大きく影響します。羽田を出発して間もなくしてから、自然な形で眠りに落ち、目覚める頃にはイギリス上空という経験も、787の静粛性と快適性があってこそです。また、787型機の特筆すべき特徴として、機内の湿度と気圧の調整機能があります。従来の機材では長距離フライト後に感じる乾燥や疲労感が、787に搭乗した際は格段に軽減されます。実際にJL41便でロンドンまで飛んだ際、到着後アーリーチェックインしたホテルでシャワーを浴び、お昼過ぎには市内観光を楽しめるほど体力的な余裕がありました。この快適性は特に、到着後すぐに行動したいビジネス利用の方や、限られた滞在時間を最大限活用したい観光客には非常に嬉しいポイントだと思います。

JAL SKY SUITE

そして787-9型機のビジネスクラスには、「SKY SUITE」というシートが搭載されています。1-2-1のスタッガード配置で、全席から直接通路にアクセス可能。完全個室型ではないものの、座席間のパーテーションがしっかりしているため、周囲を気にせず自分の空間でリラックスできます。

主要幹線に投入されているボーイング777-300ER(SS7)と同等の座席シートを設置しており、全席通路アクセス、就寝時はフルフラットベッドになるなどビジネスクラスでは最高峰の設備で、一回り小さいファーストクラスと言っても過言ではありません!

JAL SKYSUITE モニター

座席には23インチの大型テレビモニターが設置されており、機内エンタテイメントシステムにはMAGIC-Vが用意されています。

ボーイング787機材ですので、特別エンタテイメントサービス「SKY MANGA」が展開されており機内で電子漫画を読むことも可能です。

ビジネスクラスには全ての座席にコンセントが設置されており、国際線機内Wi-Fiサービスも利用が可能です!

他にもフルフラット時のベッド幅や柔らかさが絶妙で、機内での熟睡度はかなり高く、私自身このシートの座り心地やリクライニング時の寝心地には、非常に満足しています。

JL41便は深夜フライトになるため、機内でいかに熟睡できるかが旅先でのスタートダッシュに重要であることは言うまでもありません。「JAL SKY SUITE」が搭載されているB787はその点でも非常に素晴らしい機材と座席であるのは間違いありません!

また、787シリーズの魅力である大きな窓も忘れてはいけません。シェードには電子調光機能が搭載されているので、自分の好みの明るさに簡単に調整できることが非常に便利でした。機内食を楽しむ時は明るく、映画鑑賞や睡眠時は薄暗く調整でき、フライト中の体内時計調整にも役立ちました。羽田発ロンドン行きの深夜のフライトでは、上空の満点の星空などの景色を楽しむのも醍醐味の一つです。

実際の利用シーンを考えると、最新の個室型シートが魅力のA350-1000(JL43/44便)は話題性が高く、特別感を求める方にぴったり。一方で、JL41/42便の787-9型機は、「快適性」と「効率性」に優れており、静かで疲れにくいフライトを重視する方に最適だと思います。

JALの羽田~ロンドン線では、このように個性の異なる二つの優れた機材が選択可能です。ぜひ、ご自身の旅のスタイルや好みに合わせて、最適なフライトを選んでみてください。

 

なお急遽の変更が発生する場合がありますので、予約の際日本航空 公式サイト(国際線)にて確認をお願いいたします。

 

JALロンドン線のビジネスクラスはどのようなサービス?

羽田空港チェックインカウンター

JALロンドン・ヒースロー線のビジネスクラスでは、どのようなサービスになるのでしょうか?

ロンドン線は約14時間の長距離フライトに分類され、サービスは欧米路線やオーストラリア線の長距離線タイプでの提供です。

機内の楽しみの一つ機内食「BEDD」はほぼ最高サービス!深夜便JL43便は特別メニュー♪そしてアメニティは?

ビジネスクラスの醍醐味の一つと言えば、やはり機内食でしょう。JALは特に「食」に対するこだわりが強く、『BEDD(ベッド)by JAL』という特別な機内食プログラムを展開しています。この「BEDD」は、世界的に著名なシェフや料理人が監修した上質な食事を提供することで知られており、機内とは思えないほどの繊細で美味しい食事を楽しめます。2025年4月現在羽田発メニューでは、和食は東京銀座「蓮 三四七」の三科惇氏、洋食はフランス料理「L’Effervescence」の生江史信シェフが監修する献立です。またロンドン発の便では、日本料理「露結」の林大介シェフ監修の和食が提供されています。海外発の機内食(特に和食)はあまり…といわれる事が多いですが、日本航空では最近長距離線での海外発機内食に力を入れており前と比べると、非常においしくなってきています。

 

JALビジネスクラスメニュー

まず最初に提供されるのがシャンパンとアミューズブーシュ。

メインコースには和食と洋食が用意されており、どちらをチョイスしても衝撃的な美味しさでした。

ビジネスクラスで提供される牛フィレ肉はナイフに力を入れる必要がないほど柔らかく、口に入れるととろけるような食感。その上品な風味は、機内食とは思えないほど繊細で奥深い味付けで、ご飯やパンが進む逸品でした。添えられた季節野菜も素材の新鮮さがよく感じられました。

また、食後のデザートも見逃せません。機内で提供されるデザートであることを一瞬忘れてしまうほどの完成度です。

 

機内食事前予約専用「EXPRESS MEAL」うなぎ御膳

2022年10月6日以降搭乗分より新たに始まった機内食事前予約専用メニュー「EXPRESS MEAL」では、羽田発ロンドン行JAL41便、JAL43便で事前予約が可能となっています。

2025年3月1日~2025年8月31日出発便のメニューは、麻布飯倉に本店を構える五代目 野田岩の蒲焼をメインにした「うなぎ御膳」です。

専用メニューは国際線出発25時間前までにJAL Webサイトにてサービス申し込みを行う必要があります。

新たに始まったこのサービス、是非利用してみてはいかがでしょうか?

 

アラカルトメニュー

ロンドン線では「アラカルトメニュー」も充実しています。好きなタイミングで軽食やスナック、麺類を注文できるため、小腹が空いたタイミングや、時差調整のために食事時間を自由に選べるのも嬉しいポイントでした。私自身も深夜にお腹が空いてしまい、ラーメンやサンドウィッチ、フルーツを頼んでみたのですが、これも絶品。本格的な味わいに、心から感動したのを覚えています。大食漢のYujiでもさすがに全てを頂く事は出来ないほどの品ぞろえがあります。なお、アラカルトメニューは、到着前約1時間30分前まで頂くことが可能です。

 

また、到着前には和食・洋食どちらかの食事が提供されます。

和食・洋食に関しては、BEDDシェフの一人パリを拠点に活躍する料理プロデューサー「狐野扶実子」さんの監修するフミコの和食/フミコの洋食が提供されます。

フミコの和食

このフミコの和食がめっちゃ美味しい!!私はめっちゃ大好きですw

フミコの和食・洋食はファーストクラス機内食と同様のメニューが提供されますのでファーストクラスに乗った気分で頂きましょう♪

現地時間でお昼過ぎに近い時間に提供されますので、しっかりと頂きロンドンでの滞在に備えます。

 

JALビジネスクラス特製そらなっとう

深夜便であるJAL41便は、離陸後のお食事の提供がありません。

離陸後はそのまま「アラカルトメニュー」のサービスと朝食サービスに近い和食・洋食を希望していただくようになります。

和食には一部深夜便で提供されている匂い控えめなのに深みのある「そらなっとう」の提供、洋食ではメゾンカイザー特製ブレットを利用した洋定食が頂くことが出来ます。

 

メインディッシュの和食・洋食は離陸後6時間~8時間頃を目安に提供されます。

和食は東京銀座「蓮 三四七」の三科惇氏、洋食はフランス料理「L’Effervescence」の生江史信シェフが監修する献立です。

こちらの献立はJAL43便と同様のメニューが提供されます。

 

飲み物に関してもワインや日本酒、焼酎、カクテルまで充実していて、特に日本酒は機内でも飲みやすいよう繊細で香り豊かな銘柄が揃っていました。

機内という限られた空間で、これほどのクオリティの料理や飲み物が提供できることに、JALのこだわりとプライドを感じました。まさに『BEDD by JAL』の名にふさわしい、極上のダイニング体験でしたね。

 

機内食のメニューは毎月変更されていますので、出発前に日本航空 公式サイト(国際線)で確認は必須です!

 

社会貢献とアートが融合した新アメニティ『HERALBONY(ヘラルボニー)』|機内の快適性をさらに高めるアイテム

A350-1000ビジネスクラス座席

さて、機内の快適性をより一層高めてくれる重要な要素の一つといえば、アメニティキットです。2023年12月より、JALのビジネスクラスアメニティキットはイタリアの高級ブランド「ETRO(エトロ)」から、社会貢献とアート性に優れた「HERALBONY(ヘラルボニー)」とのコラボレーションへと変更されました。

このヘラルボニーのポーチを手にした瞬間、正直「ここまで来たか…!」と思わず感嘆しました。それほどまでに、この新アメニティキットはデザイン性、機能性、そして社会的な意義を兼ね備えています。

まず目を引くのは、鮮やかで独創的なデザイン。ヘラルボニーは、障がいのあるアーティストが生み出す唯一無二のアート作品をプロダクトとして展開する、日本の福祉実験ユニットです。そのアーティストたちによる、色鮮やかで個性豊かなアート作品がポーチ全面に施されているため、一つ一つが異なる世界観を持っています。

実際に私が手に取ったポーチも、見た瞬間に視覚的に鮮烈な印象を受けました。触れてみると生地はしっかりとしていて、長く使えそうな耐久性もあります。何より機内に持ち込むだけで気分が華やぐデザインで、旅のスタートを鮮やかに彩ってくれました。

気になるアメニティの中身ですが、歯ブラシセット、アイマスク、耳栓、ポケットティッシュ、そしてスマートフォンスタンドと、長距離フライトを快適に過ごすために必要なアイテムが過不足なく揃っています。中でも注目したいのはスマートフォンスタンド。テーブルの上で映画や動画を楽しむ際、スマホを安定して置くことができ、意外なほどに重宝しました。機内のテーブルスペースを有効活用できる便利なアイテムだと思います。

また、アイマスクは遮光性が高く柔らかい素材で作られているため、機内での睡眠時にも快適に使用できました。耳栓についても、高い遮音性を持ち、機内のエンジン音や人の動きを気にせず、ぐっすりと休息を取ることができます。機内で使うもよし、ホテルに持ち帰って利用するもよしです!

ヘラルボニーとのコラボレーションは、ただ単にデザイン性にこだわっただけではありません。このポーチを使用することが、社会貢献にも繋がっています。JALの取り組みを通じて、障がいのあるアーティストの作品が世界中の人々に知られる機会を増やし、彼らの創造性や才能を広く認知させるという素晴らしい意義が込められているのです。

さらに、機内ではスリッパ、クッション、そして厚みのあるふかふかのブランケットも提供されています。特にこのブランケットの質感は絶品で、肌触りが柔らかく、長距離フライトでも体が冷えることなく快適に過ごせました。

「アメニティは実用的なアイテムが揃っているだけでなく、社会的な意義もある」――これらの特徴を兼ね備えたJALのビジネスクラスは、まさに長距離移動における理想形だと感じました。

出発前の快適空間は「JALサクララウンジ」「Galleries Club Lounge」を利用♪

羽田空港国際線サクララウンジ

ビジネスクラス利用のお客様には、出発前に各空港のラウンジも利用が可能です!

羽田空港ではJALが運営する「サクララウンジ」が利用可能です。ここは、出発前の時間を優雅かつ快適に過ごすために欠かせないスポットです。

ラウンジに足を踏み入れると、まず感じるのが空間の広さと開放感。大きな窓からは駐機中の飛行機や滑走路が一望でき、これから始まるフライトへのワクワク感が一気に高まります。特に日没時には、夕日をバックに離着陸する飛行機の美しい光景が広がり、これだけでも訪れる価値があります。

食事やドリンクのクオリティも非常に高く、特に名物「JAL特製ビーフカレー」は絶品です。私自身、羽田空港に訪れるたびに必ず楽しみにしている一品で、肉の旨味がしっかり溶け込んだ濃厚なルーと柔らかく煮込まれた牛肉は何度食べても飽きません。また、軽食や和食メニューも充実しており、出発前にゆっくりと食事を楽しめるのも魅力です。

もちろんシャワールームも完備されていて、フライト前にリフレッシュできるのは嬉しいポイントです。搭乗前の身支度を整えるのにも最適な環境が整っています。

JAL43便が出発する時間帯はラウンジも混雑時間帯なので羽田空港ではにラウンジ内かなり混雑しています。。。ゆったりと過ごすのであれば早めにチェックインしてラウンジの席を確保する事をお勧めします。

 

JAL41便の場合は0時頃出発の東南アジア線が出発するとほぼガラガラとなります。

JAL41便の場合、「プレミアムナイトフライト」と名付けラウンジ入室資格の無いエコノミークラス利用者でもラウンジを利用できるようなっています。

エコノミークラス利用者は羽田空港のサクララウンジの4階部分を利用する事が出来、ビジネスクラス利用者は3階部分とサクララウンジが利用可能です。

 

 

ヒースローBAラウンジ

一方、ロンドン・ヒースロー空港で利用できるのが、British Airwaysが運営する『Galleries Club Lounge』です。さすがはロンドンの玄関口、ヒースロー空港のラウンジは洗練されたイギリスらしい空間デザインとサービスで、羽田とはまた違った魅力があります。

ラウンジ内は英国紳士の邸宅をイメージさせるシックで落ち着いた空間で、クラシカルなインテリアが印象的です。到着後や帰国前の慌ただしい時間でも、ここで過ごすひと時は心が穏やかになり、ゆったりとした気分にさせてくれます。

食事のラインナップは洋食中心で、時間帯によっては英国らしいスコーンやサンドイッチ、チーズやハムの盛り合わせなどが豊富に揃っています。

ドリンク類も充実しており、シャンパン、ワイン、ビールはなど種類が豊富に用意されているのも特徴。

もちろん、シャワールームの設備も整っており、羽田同様アメニティの質も非常に高く、特に長旅の後に利用すると、疲れが一気に取れます。

こうして、出発前のラウンジをフル活用することで、フライト体験がさらに豊かで快適なものになります。まさにフライトとセットで考えるべき贅沢な時間ですね。

 

 

最高のサービス「ファーストクラス」でロンドンへのフライトはいかが?

JAL A350-1000 国際線ファーストクラス モニター

主要幹線であるロンドン・ヒースロー線には「ファーストクラス」が設定されています♪

Yujiが初めて搭乗したファーストクラスは成田=ロンドン線でしたので、とても思い入れがある路線でもあります。

ウクライナ情勢のためJAL最長路線の一つになっているロンドン線にも最新機材A350-1000も導入され、ファーストクラスが今までを超えて素晴らしいものに進化しました!

その広々としたスペースと最新設備に、「これが新しいファーストクラスか…」と言葉があふれるほどです。

時には「空飛ぶ個室レストラン」、時には「空飛ぶ書斎」、時には「空飛ぶベッドルーム」まるで利用者の思うがままに順応する素晴らしい座席・素晴らしい部屋となるファーストクラスでは、進化したプライベートな空間とお客様自身の時間を尊重する最上級のおもてなしが受ける事ができます。

 

JAL A350-1000 国際線ファーストクラス 洋食メイン

機内での食事も東京神楽坂「石かわ」石川秀樹店主と「虎白(こはく)」小泉瑚佑慈店主監修の和食や東京北品川「カンテサンス」岸田周三シェフ監修の洋食に厳選されたワインやシャンパン、日本酒などが頂くことが出来ます。

国際線ファーストクラスに搭乗すると乗るたびに様々な感動や勉強になる事ばかりで、ファーストクラスがある路線では無理してでもファーストクラスを購入してしまいますね。

ロンドン発の時はブリティッシュエアウェイズのファーストクラスラウンジ「Galleries First Lounge」が利用する事も可能です。

機内での最高級のお食事やシートの広さだけでなく、かゆい所に手の届くサービスを受けられるファーストクラスを楽しんでみてはいかがでしょうか?

最新機材A350-100ファーストクラスの搭乗記はこちらから

JAL国際線ファーストクラス搭乗記|A350-1000ロンドン線の新体験♪

 

【2025年最新】イギリス入国事情|出発前に絶対知っておきたい最新情報を徹底解説

JAL A350-1000

さて、羽田〜ロンドン間のJALビジネスクラス搭乗を計画している皆さんにとって、忘れてはならないのがイギリスへの入国事情です。特に新型コロナウイルス以降、入国ルールは大きく変化しましたが、2025年現在ではその大半が緩和され、従来の自由な渡航に戻っています。ただし、入国時のスムーズさや快適さを最大限に享受するためには、最新の情報をしっかり押さえておくことが不可欠です。

入国前の新手続き『ETA(電子渡航許可制度)』について

2025年より、日本人がイギリスに入国する際には『ETA(Electronic Travel Authorisation:電子渡航許可制度)』の取得が必須となりました。ETAとは、イギリス政府が新たに導入した電子的な入国許可システムで、短期観光・ビジネス目的で訪れる外国人が事前にオンラインで渡航許可を取得するものです。

私も実際に申請しましたが、手続きはとても簡単。公式ウェブサイトでパスポート情報や渡航目的、滞在期間などの基本情報を入力し、少額の手数料を支払うだけで、数日以内(通常は48時間以内)に承認されます。承認されたETAは電子的にパスポートと紐づけられるため、紙での提示は必要ありませんが、念のため承認メールをスマホなどに保存しておくことをおすすめします。

このETA導入の背景には、英国政府が入国管理の強化を図る意図がありますが、同時に事前手続きにより、入国審査のスピードアップとスムーズ化を目的としています。

また、ETAの有効期間は最長2年間で、その間何度でもイギリスに渡航が可能です。頻繁にイギリスを訪れる旅行者やビジネスパーソンには特に便利な制度と言えるでしょう。

なお審査日数が英国3営業日以内と時間がかかるため余裕をもって申請しましょう。在英日本国大使館ETA(電子渡航認証)

電子入国ゲート(e-Gates)を活用しよう!

イギリスの主要空港(ヒースロー空港など)では、日本パスポート保有者も電子入国ゲート(e-Gates)が利用可能です。実際、私も利用しましたが、電子入国ゲートでは弾かれてしまい係員での審査へと移動されました。それでもなお通常の入国審査列よりも圧倒的に短時間で手続きを終えることができました。特にヒースロー空港のような混雑しやすい空港では、e-Gatesの利用が大幅な時間短縮とストレス軽減に役立つので、ぜひ積極的に活用しましょう。

ヒースロー空港から市内への便利なアクセス方法

ヒースロー空港からロンドン市内へは、2025年に完全開通した「エリザベスライン(Elizabeth Line)」が最もおすすめです。快適な新型車両を使用し、わずか30分程度でロンドン中心部へアクセス可能です。荷物スペースも広く、旅行者にとって非常に使いやすくなっています。

もちろん、空港とホテル間のリムジンサービスや専用車手配も非常に便利で、ビジネスクラスを利用される皆さんには特におすすめしたい移動方法です。私も何度か利用しましたが、ストレスなくスムーズにホテルまで到着できるのは、大きな魅力です。

現金は使えない?完全キャッシュレス化に注意!

イギリス国内ではキャッシュレス化が急速に進み、ほぼ全ての店舗・交通機関でクレジットカードやデジタルウォレットが利用可能です。一方で、現金しか利用できない場所はほとんど存在せず、逆に現金払いが敬遠される場面すらあります。そのため、渡航前に複数のクレジットカードや電子決済サービスを準備しておくことが必須です。

以上の最新情報を押さえて、快適かつスムーズなイギリス渡航を楽しんでください。

それでは次は、今回の記事全体のまとめとして、私自身の率直な感想とおすすめポイントを改めてご紹介します。

まとめ:ロンドンの街を楽しむためにも快適なフライトのチョイスを♪

ロンドン

今回はロンドン・ヒースロー線に投入されていますビジネスクラス・ファーストクラスを、最新のエアバスA350-1000型機とボーイング787-9型機の両面から写真や経験を基にご紹介しました。

私自身、2024年11月に実際に体験したJL43便ファーストクラス搭乗時にビジネスクラスのサービスも特別に体験させてもらいましたが、その感動は今でも鮮明に覚えています。

まず、最新鋭のA350-1000型機は、完全個室型のビジネスクラス座席を搭載し、ビジネスクラスとは思えないほどのプライバシーと快適性を提供しています。実際にシートに座って扉を閉じると、そこはまるで小さなホテルの一室。フライト中ずっと誰にも邪魔されることなく、自分だけの空間でゆっくりと寛げるのは最高の贅沢でした。

一方、B787-9型機(JL41/42便)も忘れてはなりません。最新鋭のA350ほど話題性はないものの、静粛性や湿度管理の優れた機内環境、安定した快適性を備えており、まさに「静かで疲れないフライト」を重視する方に最適の選択肢となります。私は過去に何度も787を利用していますが、いつも安心して選べる機材のひとつとして、高く評価しています。

さらに、機内食の『BEDD by JAL』は、どの航空会社にも負けないクオリティ。機内食だけでもJALビジネスクラスを選ぶ価値があると自信をもって断言できます。

アメニティも2023年末から新しく導入されたHERALBONY(ヘラルボニー)製ポーチになり、デザイン性だけでなく社会貢献という意義も加わり、フライト体験に新たな付加価値を与えてくれます。視覚的な美しさと機能性、さらにアートを通じた社会的価値を享受できることは、JALならではの魅力と言えるでしょう。

出発前後に利用できる羽田空港とヒースロー空港のラウンジも、フライトを快適に彩るために欠かせない要素でした。特に羽田空港のサクララウンジの名物・JAL特製ビーフカレーや、ヒースロー空港の英国風の上質な雰囲気は、旅の始まりと終わりを贅沢な時間に変えてくれました。

そして最後に、2025年から必須になったイギリスの電子渡航許可(ETA)などの最新入国事情もしっかり押さえておくことで、スムーズでストレスのない旅を実現できます。電子入国ゲートの活用やキャッシュレス化など、事前準備さえしっかり行えば現地到着後の移動も非常に快適になります。

総合して、今回JALロンドン線ビジネスクラスを徹底的に掘り下げた結論として、私は自信をもってこうお伝えします。

「JALロンドン線のビジネスクラスは、間違いなく選ぶ価値がある」と。

歴史ある国、イギリス・ロンドン♪行くたびに新たな歴史や文化が楽しめる国でいつもワクワクさせて貰っています♪

次のロンドン行きの旅を計画される際は、ぜひこの記事を参考にして、最高のフライト体験を楽しんでくださいね。

ロンドン・ヒースローへ出かける際の航空券は、日本航空 公式サイトから購入できます。

ホテルやオプショナルツアーもセットに購入を検討している方はJALPAKの「安心の旅!JALパックのヨーロッパツアー」で様々なプランが用意されています。

 

JALPAK公式サイトはこちらから↓

 

それでは皆さん、快適で素敵な空の旅を!