京阪特急特別車両プレミアムカーがサービス拡充!新造車両に乗車してきました♪
移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。
2017年8月、日本の無料特急で一番豪華と言われる京阪特急に初めての有料車両「プレミアムカー」が登場し関西鉄道業界に激震を起こしたのは記憶に新しいと思います。
プレミアムカー運転開始後順調に利用者を獲得し、2021年1月31日からは青い車両3000系にもプレミアムカーが導入されることになりました♪
従来の豪華特急8000系との違いは!?快適さはどの程度なのか!?
実際に乗車して体験してみました♪その模様をお伝えします。
[ad#ad-1]目次
京阪プレミアムカーに乗って京都出町柳へ
今回は、大阪の始発駅である淀屋橋駅から京都側の終着駅である出町柳駅まで。
運行直後ということもあり、3000系プレミアムカーを待つマニアの皆様がちらほらと…
淀屋橋駅地下コンコース、大阪メトロとの連絡通路にはしっかりとプレミアムカーの宣伝が掲出されています。
~乗りたいときにすぐそばに、あなたの上質空間~
贔屓目に見ずとも上質空間の言葉には嘘偽りがないと思います♪
横一面で「プレミアムカー」の宣伝を行っている大阪メトロとの連絡通路。
京阪電車の力の入れ様が如実に表れていますね。
~京都へ、大阪へ。プレミアムなひとときを、お約束します。~
ホーム上の発車標には「一部指定」と表示されプレミアムカー連結がわかるようになっています。
今回導入された3000系は、「3扉8両」と記載がある特急で運行されています。
今までの特急列車8000系には「2扉8両」と記載されています。
最近流行りの乗車位置案内。淀屋橋駅では「快速特急・特急・快速急行」と「急行・準急・区間急行・普通」、そして左前に「プレミアムカー」の3か所の乗車位置が設定されています。
ホームで色々と眺めていると、今回乗車する京阪3000系がやってきました!!
プレミアムカーの1両分のみ新造し、増結して運行されているため、めっちゃピカピカ!!
側面の行先表示機にもAGC製の車外向け表示器が世界で初めて導入され、高繊細な表示がされています。
3000系のプレミアムカーも出町柳(京都)方から数えて6両目6号車に連結。
入口は金の市松模様が入った入口がお出迎え♪入口上には「PREMIUM CAR -COMFORT SALOON 3000 SERIES-」と表記されています。
3000系の他の車両と同様2枚両開き扉となっています。
プレミアムカーは、座席の転換を行うため終着駅で必ず車内整理を行っていますね。
車内整理はお客様が降車次第すぐに行われ、ものの数分で案内が始まります。
車内は赤い特急8000系と変わらぬ快適・豪華仕様♪
案内が始まり、車内へと入りましょう!ブレブレ….
今まで運行されていた赤い特急8000系と違い、今回の青い特急3000系のプレミアムカーは新造車両での運行です。
そのため座席と窓割がしっかりしており、一部座席からの展望に難があったデメリットが解消されています。
座席は1-2席の3席仕様が12列の36席と車端部に車いす利用が可能なスペースがある2席×2列の全部で40席に抑えられています。
この日の乗車率は20%程度…コロナ禍のため寂しい限りです。。。
赤い特急8000系と同様デザインの座席ですが前後のシート間隔が1センチ拡大し、1040mm!これは新幹線の普通車と同様の座席ピッチです。
2席側の座席には中央のひじ掛けにコンセントが設置。両端のひじ掛けにはリクライニング用のスイッチが用意されています。
クッションの座り心地も調整しているとの事で乗り心地は抜群です♪
座席ヘッド部分は両側がしっかりと盛り上がっており、プライベート空間が保たれるつくりになっています。
枕カバーは革で作られており、京阪特急の鳩マークに三ツ星をあしらったプレミアムカーのロゴと、赤のアクセントに「PREMIUM CAR」と表記されています。
座席の背面には、ジャケットホルダーや大型テーブルが設置されており簡単な作業だけでなくPC作業などもしっかり出来るつくりになっています。
また、テーブル下にはゴム式の網ポケットやドリンクホルダーが設置されています。
離席、移動の際に揺れに備えた持ち手は金色に塗られており、重厚感をさらに引き立てていますね。
扉横には、車いすの方がそのまま利用するor移席した後の車いすを置けるスペースが確保されており、乗降時にできるだけ手間がかからないようになっています。
車いすスペースに近い、車端部の座席2A・2Bは、前日まで車いす利用の方向けに確保されており、事前申し込みは各駅のプレミアムカー券発売所にて購入が可能です。
青い特急3000系のプレミアムカーでは、出入り口付近のこの4席にはシートヒーターが完備されました。
冬場のドア開閉時の寒さを和らげるために設置されたとい話で、この時は利用できませんでしたが秋冬時の寒い時でも快適に過ごせるようになっています。
青い特急3000系の車内スライドショー
コロナ禍で車内サービスは一部休止。ネット環境は快適に♪
プレミアムカーには一般車には無い車内サービスが提供されています。
ですが、コロナ禍の影響でサービスの一部休止が発表されています。
今までは座席背面のゴムポケットに入っていた大阪中之島のフリーペーパー「月刊島民」と京阪グループ沿線おでかけ情報誌「K PRESS」はアテンダントが直接配布に来ます。
希望する場合はアテンダントに一声かけましょう。
車内のアテンダントに申し出れば、プレミアムカー専用のブランケットの貸出があります。
京阪電車は関西の中でも冷房がしっかり効いている会社なので、この時期でも女性には嬉しいサービスだと思います。
車内のアテンダントに申し出れば、携帯電話の充電器も貸出してもらえます。
ブランケット同様数に限りがあるようです。
現在コロナウイルスの影響で貸出停止中です。
車内限定商品「プレミアムカーグッズ」の車内販売が行われています。
2021年3月現在、「プレミアムカー 竹箸&お箸箱」・「銘板キーホルダー(8000系.ver又は3000系.ver)」・「京焼・清水焼 箸置セット」が発売されています。(現金only)
プレミアムカーには、フリーWiFI「KEIHAN FREE WiFI」が提供されています。
メールアドレスの登録一つで乗車中のWiFi環境が提供されます。
赤い特急8000系だとかなり通信速度が遅いと感じていましたが、青い特急3000系ではしっかり速度が出ていた印象を受けました。
WiFi環境は3000系に軍配が上がります。
8000系プレミアムカーと3000系プレミアムカーどちらを選ぶ??
今回往路(淀屋橋⇒出町柳)は青い特急3000系に乗車。復路(出町柳⇒淀屋橋)は赤い特急8000系に乗車しました。3000系と8000系の両特急車両でのプレミアムカーは大きく違うのでしょうか?
青い特急3000系プレミアムカー
赤い特急8000系プレミアムカー
座席のデザインや座席配置、座り心地などはほぼ変わらず。
乗り心地も大きく変わるという印象は受けませんでした。
どちらも快適で素晴らしい乗り心地♪
8000系・3000系どちらかを待ってまで乗車する列車を選別する必要はないと考えます。
赤い特急8000系プレミアムカーの乗車記録はこちらから
プレミアムカーに乗るには?
プレミアムカーに乗車するには、乗車券のほかに「プレミアムカー券」という座席指定券の購入が必要です。
インターネットまたは、特急停車駅の「プレミアムカー券/ライナー券うりば」、今回新たに導入された専用券売機で、乗車14日前の10:00から発車時刻3分前まで購入が可能です。
インターネットでは、クレジットカード決済。
駅売り場では現金決済の取扱いです。
駅構内やホームに設置されている専用券売機では、QRコード決済(PayPay、LINE Pay、d払い、Alipay、WeChat Pay)・電子マネー(WAON、nanaco、楽天Edy、PiTaPa、全国相互利用交通系ICカード)・クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club)が利用できます。
今回は専用券売機を利用してみましたが、座席の販売状況もしっかり見ながら座席選択ができるためとても便利な券売機だと感じました。
プレミアムカーは赤い特急型車両8000系と青い特急型車両3000系に連結されており、運行時刻などは京阪HPの時刻表にてご確認ください。
今回の3000系へのプレミアムカー導入により日中時間帯の特急には全てプレミアムカーが導入されることになりました♪
なお、早朝・深夜帯のプレミアムカーにはアテンダントが乗務していない区間がある場合がありますので注意が必要です。
プレミアムカー料金は、淀屋橋~樟葉間の相互発着と枚方市~出町柳間の相互発着の場合400円。その他は500円です。
プレミアムカー料金に加え乗車区間の乗車券が必要となります。
なお、6号車のプレミアムカー以外の一般車は乗車券のみで乗車可能です。
青い特急3000系では、2列+1列の座席配置となっていますが、プレミアムカーと比べると座席幅や前後間隔が小さくなっています。
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まとめ:実際に乗車して、プレミアムカーはお得でした!
今回新たに導入された3000系プレミアムカー。日中時間帯の特急には全てにプレミアムカーが連結することによりますます乗車機会が増えますね♪
関西のみなさん、是非一度乗車してみてこの快適な車内空間を体験してみて下さい!
淀屋橋~出町柳間の運賃より高い+500円という価格でも安いと感じるしっかりとした作りは京阪電車が「プレミアムカー」に並々ならぬ力を注いでいることの証拠だと思います。
ちょっとしたお出かけや観光にワンコインの贅沢「プレミアムカー」を利用してみてはいかがでしょうか?