トラベルライター「Yuji」が飛行機や空港の話、旅行記諸々を書き綴ってます。

【搭乗記】JAL新型機材A350国内線就航!ファーストクラスはどんな感じ?

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普段は新幹線を通勤電車のように利用し、休みは飛行機で各地を飛び回る。 旅行記や旅行情報をお伝えするだけでなく、移動の苦を楽にするために様々なお得&便利情報をお伝えしていきます。⇒詳しいプロフィールはこちら
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静かな機内空間と快適な座席で素晴らしい空の旅を♪

JALエアバスA350-900初号機

移動をこよなく愛する男、トラベルライター「Yuji」です。

2019年9月1日、待望のJAL新型機材「A350-900」が国内線デビューしました!

JALにとっては、初めてのエアバス機材の投入、そして機内の座席も「JAL SKY NEXT」仕様からの全面リニューアルが実施された機材になっています。

デザインも全面リニューアルされたファーストクラスはどんな感じなのか!?

就航初便は確保することが出来ませんでしたが、先日A350のファーストクラスに搭乗できる機会がありましたのでその模様をお送りしたいと思います♪

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新型機材「A350-900」とは?

JALエアバスA350-900初号機

新型機材A350-900は、エアバス社の開発したワイドボディ機材。

JALでは、羽田=伊丹・福岡・新千歳・那覇への主要幹線に就航しているボーイング777-200の置き換え機材として導入が開始されました。

 

日本の空に新しい快適を。

 

のキャッチコピーと共に、座席も完全リニューアル。

 

ファーストクラスからエコノミークラスまで全座席に個人用画面やUSBポート・AC電源が設置されています。

個人用画面では、映画やTV番組、オーディオ、電子書籍等が楽しむことが出来るだけでなく、機外の様子を生で見ることが出来る「機外カメラ」も設置されています。

 

もちろん機内Wi-Fiサービスも利用でき、A350では地上走行中から利用できるようになりました。

これによって、現在出発時のドアクローズ~着陸後の携帯電話利用可能アナウンスまでの間機内モードに設定が必要になりますが、Wi-Fiサービスを利用することでほぼネットに繋がらない時間が無くなります。

座席数は、ファーストクラス12席、クラスJ94席、エコノミークラス263席です。

 

ファーストクラスに搭乗

JALA350-900運航便搭乗口
JALA350-900運航便(羽田=福岡線)

今回搭乗したのは羽田空港からの朝一便であるJAL303便。ファーストクラスの空席があったのがこの便でしたので羽田に前乗りして搭乗してきました。

この日も早朝便は、A350効果もあってかファーストクラス・クラスJ・普通席全て満席です。

なお、夜に搭乗した復路便もファーストクラス・クラスJ・普通席全て満席でした。

 

JALA350-900前面

出発準備中のA350。

前面から見ると、独特な形をしたコックピットの窓デザイン。

正式には「ゾロマスク」とよばれており、サングラスをかけているようなデザインが特徴的です。

 

A350を眺めていると搭乗時間になりました。早速搭乗します!.

 

JALA350-900ファーストクラス横ウエルカムボード

A350では、最前列扉(L1)入り口に落ち着いた赤色を背景にJALの鶴丸のロゴが掲げられています。

ロゴの前を右折すると、A席側。

奥に進むとK席側への通路が続いています。

JALA350-900ファーストクラスシート

往路では、1列目の中央席(1D)に着席。復路では1列目の窓側席(1K)に着席しました。

ファーストクラスは2-2-2席配置で2列分全部で12席となっています。※降機時に撮影

 

JALA350-900ファーストクラスシート
【比較】ボーイング777-200ファーストクラスシート

座席配色は、今までのボーイング777-200のファーストクラスのクリーム色からブラックに変更され、落ち着いた印象を受ける配色になっています。

 

JALA350-900ファーストクラスシート

シート幅は約51cm(普通席約41~44cm)。シートの前後ピッチは約134cm(普通席約79cm)。

座席は大型シェルタイプで、隣の1G席との間には大きなひじ掛け兼カクテルテーブルと、可動式ディバイダ―(間仕切り)がありプライベート空間がより確保される作りになっています。

見た目は心もとない印象を受けてしまいますが、実際に座ってみると旧ファーストクラスのような沈み込んで体全体を包み込む座り心地。

 

最近の交通系座席にある低反発な硬さとは一線を画した「ずっと座っていたい」と思えるような座席になっています♪

 

JALA350-900ファーストクラスシート電動スイッチ

座席コントロールは、電動式に変更され自分自身のお好みの座席ポジションまで動かすことが可能。

また、座席にはマッサージ機能も用意されており利用してみるとマッサージの振動がほどよく心地よい感じでした。

なお、離着陸時はポールポジション(定位位置)に戻す必要がありますが、一番左端のボタンを押さないと定位位置に戻らないので注意が必要です。

ただ単に垂直に戻すだけだと元に戻らないようです。

 

JALA350-900ファーストクラスシート

シートコントローラーの横にはちょっとした小物入れと電源コンセント、画面コントローラーが設置されています。※羽田空港展示の座席にて代用(現在は終了)

ボーイング777のファーストクラスでは座席に電源コンセントがなく、ファーストクラス利用者にはモバイルバッテリーにて代用していましたがA350では電源コンセントだけでなくUSB充電ポートも用意されており移動中の充電環境はバッチリです♪

 

JALA350-900個人用画面

A350では、国内線機材で初めて全クラス個人用モニターが設置され、ファーストクラスでは、15.6インチの個人用モニターが用意されています。

 

JALA350-900個人用画面「安全ビデオ」
JALA350-900個人用画面「フライトマップ」
JALA350-900個人用画面「機外カメラ」 

こちらでは、出発前の機内安全ビデオやフライトマップはもちろんの事、尾翼に設置されているカメラの映像を見る事も可能。

飛行機の上からの景色を眺める事が出来るので非常にワクワクさせられる画面です♪

 

JALA350-900個人用画面「SKYWARD」
JALA350-900個人用画面機内誌「SKYWARD」

A350から変わった点として、機内誌「SKYWARD」が電子化された事が挙げられます。

なお、紙ベースで楽しみたい方は希望すれば提供してくれるとの事。(数に限りあり)

 

JALA350-900個人用画面

A350では、映画やTVプログラム、オーディオサービスを個人用画面で楽しむことが可能になっています!

10月では、スパイダーマンやトイ・ストーリー4などを楽しむことも出来ます♪

 

ただし、国内線では飛行時間が短いため一度では映画を全てみられないと思います。

 

JALA350-900個人用画面レジュームコード

そのため再生を停止すると「レジュームコード」という番号が表示され、この番号を次回入力する事で簡単に続きから映画などを楽しむことが出来る様になっています。

 

機内食もA350仕様に!

JALA350-900国内線ファーストクラステーブル

A350では、国内線ファーストクラスの機内食も特別仕様になっています。

 

JALA350-900国内線ファーストクラス機内食(朝食)

こちらがA350用の機内食。

 

ボーイング777-200国内線ファーストクラス機内食(朝食)

こちらがボーイング777仕様。

 

同じメニューではありますが、食器類がA350仕様に変更されています。

こちらは食器を入れるギャレーやカートがエアバス用となるため新たに変更されたとの事です。

恐らくボーイング787の国内線仕様の食器類も違うタイプのものが使用されるのではないでしょうか?

 

JALA350-900国内線ファーストクラス機内食(夕食)

こちらは利用日の夕食のメニュー(A350用)

 

ボーイング777-200国内線ファーストクラス機内食(夕食)

ボーイング777ではこのような食器を利用しています。.

 

A350の新しい食器類はサラダやフルーツにはとても良いものですが、スープを入れるのにはあまりいいデザインではないですね。

手持ちが出来る様なタイプであればよかったのではと思ってしまいました。

 

JALA350-900国内線ファーストクラス就航記念デザート

2019年9月の機内食では、A350の就航記念「REDジュエル」というデザートが提供されていました。

 

A350搭乗して気になった点

JALA350-900国内線ファーストクラス

実際にA350を1往復搭乗してみて気になった点ですが、まずは機内の静かさでしょう。

最前方に設置されているファーストクラスですが、今まで搭乗していたボーイング777やボーイング767と比較してエンジン音を含めて非常に静かな印象を受けました。

エンジンの回転数が低いのではないかと心配するくらいの静かさです。

Yuji

今までとは比較にならないほど音が響きますので、人に聞かれたくない会話などは十分注意した方が良いかもしれません。

 

エンジンの静かさが影響してか空港内を走行中の際、誘導路の凸凹などもめっちゃ気になるのもA350の特徴ではないでしょうか?

 

JALA350-900機内手荷物収納

続いて気になったのは、座席上の収納棚です。

左右窓側部分は他の機材とあまり変わりがありませんが、中央部分の荷物収納棚は非常に高い位置に設置されています。

機内空間を広くするために中央部分を高めに設置していると思われますが、キャリーバックなどの重たい荷物については、持ち上げるのが非常に苦労する点があります。

いつもの感覚で持ち上げる事で、ぎっくり腰になったりしかねないので注意しておきましょう。

 

JALA350-900ファーストクラス個人用画面

最後にファーストクラス座席、前方中央座席の1D・1G席利用時の圧迫感です。

今までのボーイング777では、1D・1G席は搭乗口の目の前にある座席となっていました。

A350では1D・1G座席前に大きなギャレーが配置されているため、目の前に大きな壁となっています。この壁の圧迫感が非常に強い印象を受けました。

 

JALA350-900ファーストクラス個人画面

窓側席(1K)を利用した時には圧迫感を感じる事はなかったため、中央列は少し前後ピッチが狭くなっているかもしれません。

この点は次回利用時に確認してみたいと思います。

 

A350に乗車するには?

JALA350-900

日本航空のA350は、2019年10月6日現在初号機1機のみで運航されており、羽田=福岡線に就航しています。

2号機・3号機の受領も終わり、これから就航前の確認や訓練を経て導入されていく予定です。

<2021年3月追記>

JALでは2020年12月までに8機受領。2021年度中に6機を受領を予定しています。

現在は羽田=新千歳・福岡・那覇へと運航されていますが、2021年3月26日には大阪(伊丹)=那覇へ就航が決定しています!

-追記終わり-

 

これからどんどん増えていくA350への搭乗機会をたのしみたいですね♪

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まとめ:非常に快適なフライトを楽しめる機材♪是非、時間を合わせて乗ってみよう!

JALA350-900

今回は、新規導入したA350のファーストクラスをお送りしました。

これからJALの主力機材になっていくA350。

非常に快適な機材に進化し、これからの主要路線を飛び回る事になっていくと思います。

羽田=伊丹線でも2019年10月に国内線用ボーイング787が導入される事が決定しており、国内線メイン機材がどんどん変化していくJAL機材にこれからも期待していきたいと思います♪

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Comment

  1. タヌキ猫 より:

    Yujiさん、こんばんは!!

    JAL A350-900 搭乗されましたねぇ♪
    やはり、静かゆえの「音」気になりましたよね。

    映画とか、また見れるというのがありましたが
    あぁ~なるほど、改めてコードを入力するんだぁ

    というのをブログをみて知った次第です(笑)

    今後、増えていくであろう国内線でもA350
    もそうですが、やっぱり気になるのは

    国際線仕様のJAL A350がどのようなもの
    になるのかどうかですよね!!

    これからのJALにも
    大きな期待を寄せたいですね。

    タヌキ猫でした。

    • Yuji顔 Yuji より:

      タヌキ猫さん、こんばんは!コメントありがとうございます!
      Yujiです。

      タヌキ猫さんも仰っていましたが、A350に搭乗した方の感想を聞くと皆さん口を揃えて「静かだった」といわれていますね。
      それ故の「音」が気になるのもA350の特徴になってしまっていますね(苦笑)

      確かに、国際線でのA350就航はかなり期待しています♪

      ファーストクラスがどのような変化をするのか?
      ビジネスクラスの個室化をどのようにするのか?

      期待と妄想が膨らんでしまいます(笑)

      色々と続いていますが、これからのJALにも大きく期待したいと思います♪

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